車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年03月13日 23時57分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
ふらり信州の峠ドライブ(最終回)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“ダイハツ ミゼット MP4”です😄
さて、このシリーズもあっという間に最終回を迎えてしまいました。
正直最後は何にしようか迷いましたが、こちらミゼットをご紹介します。
ミゼットと言えば日本の高度経済成長を支えた名車のひとつで、三輪トラックの火付け役にもなった1台ですよね。
それ故にレトロな物を寄せ集めたような博物館では必ずと言って良いほど展示してありますし、車に興味の無い方でも1度は名前を聞いた事があるほど有名な車種でしょう。
そんな旧車の王様とも言っても過言ではないようなミゼットさんですが、ここまで天然草ヒロに徹しているのは珍しいこと、車種の知名度の高さから皆様も見て楽しんでいただけるかな?と思いこの車を最終回に選びました。
マニア的な目線で見てみると、こちらの個体はキャンバストップ(朽ちてなくなっていますが・・・。)やボンネットの形状、ライト脇のベンチレーターのサイズ等の観点より、1960年〜1962年に渡り生産された“MP4”型である事が判明しました。
一番現存台数が多いのがMP5型なので、それの1つ前のモデルということになります。
また、こちらの個体ですが、あの有名なオールドタイマー誌の「にっぽん錆探訪 廃車体街道を行く」コーナーでも紹介されている、知る人ぞ知る有名な1台でもあります。
フロントエンブレムは一部割れてしまっていましたがしっかりと残っていました。
今では完全に放棄され荒れ果てていましたが、こうして見ると物置として使われていたような形跡もないので一時的な保管車として置かれたものが忘れ去られて今日まで残ったのかな?と思います。
ちなみにこのミゼットと同じ敷地内にはかつてミニキャブもあったようですが、そちらは撤去されていました。
恐らく思い入れがあるのか、若しくはやはり旧車の王様だから、ということでミゼットだけ残したのでしょうか。
肉眼で見ると「ここに人が乗れるのか?」と思ってしまうくらい狭いキャビン。
キャンバストップは無くなってしまっており、無惨にも車内を天に晒していましたが、しっかりと形が残っていました。
ミゼットはこのように産業廃棄物や粗大ゴミが集められた一帯の外れに置いてありました。
かなり目につく場所ですが、今後もずっと残っていてほしいですね。
さて、これにて「ふらり信州の峠ドライブ」シリーズは終了となります。
今回も最後まで読んで下さった方、いいねやコメントをお送り頂いた方、本当にありがとうございました。
次回からは新シリーズとして「春のバス祭り!群馬編」シリーズを始めたいと思います。
次回も頑張って更新を続けていきたいと思いますので、引き続きご愛読いただけたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。