アルトバンのSIRAKOBATO超理論・タイヤハウス・サイクロン・コアンダ効果・空気の流れに関するカスタム事例
2022年10月09日 08時01分
写真はアルトバンの
フロントタイヤハウスの映像
バネに何か巻いてありますよね🤔
これは
「サスペンションカバー」
このサスペンションカバーの
効果はすごくて
サスペンションバネから起こる騒音を
消すことができる
60 km で走っても
50 km 程度に感じるほどの静粛性が
でも、いつも峠で ぶっ壊して
息子に、、怒られてしまう😡
実は,息子が製作してくれていたのです
あ、、今回はその話じゃなかったですね
今回はタイヤの内側で起こる
サイクロン効果
そのことについて話しますね
実はアルトでは
このサイクロン効果
起こすことができなくて
それは上の赤い丸の印のところ
その部分に空間がないのです
皆さんフロントタイヤの前の部分を覗いてみるとわかると思うのですが
フロントタイヤの前に大きな空間があります
その空間、今回話すサイクロン効果に
実は重要な役割があるのです
左前側のタイヤハウスの構造ですが
上から見るとこんな感じに
このタイヤハウスの前側を広げることによって
そこに空気が流れ込みます
そこに空気が流れることによって
タイヤ前方に高圧を起こさない
アルトの場合は
前方に空間がないので
車高を落としたり
タイヤをツライチにしてしまうと
上の図のように
タイヤ前側の圧力が上がってしまう
そのためフロントが浮くように感じてしまう
この空間、
とてもフロントタイヤ辺りの空力に重要な空間なのですが
実は、市販車
この空間がある車ですね
結構余裕を持って作られている
それは、太いタイヤや車高落としたり
車が好きな人はそのように改造するので
その状態でも対処できるように
空間を広めにとっているのです
この空間がどのような影響を与えているのか
フロントのタイヤハウスを覗き込むと
わかると思うのですが
タイヤハウスの後ろ側に穴が開いていますよね
フロントタイヤハウスの内側は
上の図のグレーの線のような
状態になっているはずです
タイヤハウスの中は非常に低圧になっています
ですので
このタイヤハウスの後ろの穴から
空気が吸い込まれ
タイヤの回転によって前に空気が流れる
タイヤハウスの前に空間を設けているので
そこに綺麗に空気が流れ込むのです
その流れ込んだ空気は
タイヤの回転によって
今度は後ろに流れ込むことになり
タイヤの内側では空気が渦を巻く
サイクロンが起こっているのです
通常の車は
前方の空間に余裕がある
そのように説明しました
ですのでこのサイクロン
改造によって利用することができるのです
それはタイヤハウスの前側に
タイヤの内側に空気が流れるようなフィンを
このフィンによって
タイヤ前側に流れる空気の流れを
変えることができます
このフィンをつけることによって
タイヤの前で下側に流れることで
流れが止められ
単なる空気抵抗にしかならなかった
タイヤ前側の流れが
フィンによってタイヤの内側に
流れることになります
そう、この流れを変えることによって
タイヤ前方角でコアンダ効果が起こるのです
それも
タイヤ前方下で起こる
圧力の上がった空気
内側でおこる
サイクロン効果
この二つの相乗効果により
より強いコアンダ効果が
タイヤの内側に
それも斜め前方下側に起こります
強烈な空力効果が起こるのです
この効果は
ホイールの外側から内側に空気が流れるような
改造によっても起こすことができます
ですがこの効果は
ホイールハウス前方角の空間
その空間の余裕によって起こります
ですので、あまりやり過ぎてしまうと
タイヤハウス内が高圧になってしまい
逆効果ということにも
この改造はとても効果があります
ですがあまりやりすぎないように
何度も試行錯誤し
フィンの数や
ホイールの外側から内側に空気が流れる
空気の量を調整し
改造をする必要があるのです