R-VABさんが投稿した車の素材小ネタに関するカスタム事例
2019年09月16日 23時25分
自分の車をどういじるか毎日模索してます。欲しいものが多すぎて、あれがいい、これが欲しいと色々垂れ流すと思いますが生暖かい目で見守っていただけますと幸いです👍
画像はWikipediaより拝借。
皆さんこんばんは、こんにちわ、おはようございます。今回はTVでやってて気になったので、車に使われる金属(素材含め)等の話をしようと思います。
車に使われている金属やその他素材と言えば、鉄、アルミ、樹脂(プラ以外も含む)や革、合成皮革(アルカンターラ、類似品含む)と、純正でも様々な金属・素材がつかわれてますよね。また、近年ではアフターパーツとして価格が高く人気もあるドライカーボンや、マグネシウムホイール、一昔前では今はあまり聞かないインコネル等々・・・。ドライカーボンに至っては純正採用されてるケースも増えてきています。
ここで、上の画像。マグネシウムについて少し語ろうかと思います。
マグネシウムというと、BBSやレイズがホイールを出してますね。但し、一本20万以上と言う超高級品。皆さんなぜマグネシウムホイールがあんなにバカ高いかご存じでしょうか。
マグネシウムはご存じの通り柔らかい金属です。合金にして初めてホイール等に使えます。合金ならもう少し安くできるのでは?と思うでしょう。しかし、ここで小中学で行った(学校によって違う?)実験を思い出してみましょう。火を近づけると・・・、まるで花火のように強烈な閃光をだしながら燃えますよね。
そう、マグネシウムは金属なのに燃えやすい性質を持つのです。
そしてホイールは冷間鍛造でも、物凄い圧力を掛けて型におしつけてます。物質というのはほぼ例外なく、圧力を掛ける、圧縮すると熱を発します。ホイール等の工業製品になると機械によりとんでもない圧力をかけます。機械に依りますが、数トンからはては数千トンと言う途方もない力が加わります。プレス機から出てきた製品はとてもじゃありませんが素手では触れません。熱すぎて。
ここまで言えばもうお分かりですね?そう、単純に加工しにくいから高いんです。流通量が少ないことも災いしてますね。ドライカーボンも専用の焼成釜が必要で初期投資が掛かりますし、成型に熟練した技が必要です。
所謂職人の技が必要なんです。職人業ともいいますが、そういったものは総じて良いお値段しますよね。そう言う事です。
しかし、ここに来て少し明るい未来が見えてきたかもしれません。日本の大学かどこかが、マグネシウムの軽さ等はそのままに難燃性を付与した新しいマグネシウムの開発に成功したそうです。つまり、前より気を使わずに加工できる、ということ。そしてさらに、マグネシウムはわりと入手しやすい金属です。難燃性を付与されたマグネシウムが今後世界中に広まれば、マグネシウムホイールを視野に入れる、マグネシウムホイールでどれにしようかな?と言う日がもしかしたら来るかもしれませんね。実際アメリカの飛行機会社(一応伏せます)と、提携したそうです。軽くて高強度なマグネシウムホイール、出回る日もそんなに遠くないかも?
以上、ちょっとした小ネタでした。