デミオの8-BALL〜オタ鬼會〜フィギュアスケーターさんが投稿したカスタム事例
2020年11月22日 20時22分
本日はFFのリヤタイヤについて語りたいと思います(*´艸`)
数年前まで「走りの車=後輪駆動車」という図式が根強く残っていたと思います。
それ故か、FF車におけるドライビングやセッティングに関する考えや情報において、未だに古典的なモノが多く残っており、それが主流な気がします。
ドライビング的にもセッティング的にも、FF車を速く走らせる上で重要なのは後輪の使い方なのですが、未だに「FFの後輪なんて付いてればイイ」なんて事を言う方々もいます。(偉そうに言ってる本人速くないですがw)
この後輪を使うという意味は、非常に単純ですが合理的な発想からきています。
言うまでも無くFF車の前輪は非常に多くの仕事をしています・・・駆動と操舵を両方請け負っているのですから・・・。
限界に近づけば近づく程前輪の負荷は増え、それ以上の事を許容出来なくなります。
制動時、旋回時、加速時・・・これは全てにおいて当てはまります。
その負担を少しでも後輪に分配する事が出来れば、その分前輪のキャパシティに余裕が生まれ、更なる先の限界点を目指す事が出来るのです。
制動時や旋回時にイン側後輪が浮いてしまい3輪走行になってしまっている車をよく見かけますが・・・これはどうでしょう?
アンダーステアは出難いのかもしれませんが、限界点が低いのは明白です。
専門知識なんて無くても分かると思うのですが、「4輪でコーナリングする」のと、「3輪でコーナリングする」のはどちらが高いコーナーリングフォースを得られるでしょう?
単純明快、誰でも分かるはずです。
「FF車において後輪をグリップさせるとアンダーステアになる」なんて思っている方は考えを改めましょう。
4輪を使っての制動、旋回、加速・・・誰がどう考えても合理的で理にかなっているはずです。
自動車メーカーもその辺りは当然理解しており、自分が乗っていたアコードCL1では後輪のグリップを強く意識したセッティングになっていました。
デミオもリヤはリジットとサスペンション形式的に不利な部分もありますが、アコード同様如何にリヤをグリップさせるかを考え車作りしてます。
じゃなきゃディフューザーやらでかい羽根なんて付けませんw
そしてドライビングもターンインでリヤの荷重はそのままにフロントに荷重を足すイメージの乗り方を意識してます。
コレがアコードのリヤタイヤ
夜な夜なワインディングをドライブした後ですが路面温度高かったんですかね??
ちょい溶けてますが、リヤタイヤをしっかり仕事させてる証拠かなと。