かずさんが投稿したカスタム事例
2020年11月04日 10時51分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
この前フロントにスリットローターを入れたエルグランドですが持ち主の方がリヤ用のスリットローターとフロントと同じく調整式のスタビロッドを買ったので交換して欲しいとの事で作業をします。
ローターはフロントと同じくディクセル製の6本スリットローターでパットもブレンボ製です。
しかし
後々車高調を入れる予定とはいえノーマル車高に調整式スタビロッドは入れるには早いような気がしますが😓
純正はこんな感じで付いています。
サクサクっと外します。
純正と同じ長さに調整しようとしましたがこれ以上は縮めることができません
仕方ないので目一杯縮めた長さで取り付けます。
片方が仮取り付け出来たら反対も交換します。
右はレベライザーがあるのでリンクを外して交歓します。
取り付けが終わったら左右の長さを合わしてエンドが正常な位置で固定するようにロックナットを閉めて交換は終わりです。
次にローター交換ですがタイヤローテーションも頼まれていたのでタイヤを外したついでにフロントローター等を確認します。
1000㌔程走ったみたいですがローター、パット、スタビロッドいずれも問題ないみたいです。
車を預かるときに暫く引きずるよう音がしていてもしかするとキャリパーの固着の可能性もあるかもと嫌な予感がする事を聞いていたのですが手でローターを回してみると引きづりしている感じは無いのでベースごとキャリパーを外してみても簡単にキャリパーが外れたのでローターを交換します。ローターも以外と簡単に外れたので確認してみるとパットの当たりも少なく錆が多いです。
しかしこの後最悪の状況が😱
サイドブレーキのライニングは十分にあるのでエアでブレーキダストを吹き飛ばし綺麗にします。
インドラムタイプの場合ローターを替える場合サイドブレーキの調整が必要になります。
こういう調整の部分をローターの調整穴から-ドライバー等で一杯広げ引きづらないギリギリの位置まで緩めます。
最後にパット交換をします。
まず右からキャリパーのベースとキャリパーの動きが悪いな~と思いつつスライドピンが少し固くなんとか外れたので綺麗にしグリスをスライドピンに塗り交換した後左側を交換しようとした時に最悪の状況が発生しました😱
完全に錆びてスライドピンが完全に固着しています😱下側のスライドピンはなんとか叩いて外れたのですが上側が錆びて固着しスライドピンを外そうと無理に緩めようとするとスライドピンが捻れるので左は現状断念しざるを得ない状態なので持ち主に連絡を取り状況を詳しく説明した上でとりあえず元のパットの残量も3㍉あるのでとりあえず一時的にローターのみ交換した状態で乗って貰うことに😓
外した下側のスライドピンです。下側が叩き抜いてこの状態なので上側は想像にお任せします😅
原因的に考えられるのはブレーキの配分が 7対3ということでリヤパットはフロントに対して交換頻度が少ない、尚且つ交換時にスライドピン等にグリスを塗っていない可能性がありその為ブレーキの発熱で蒸発し錆が発生したと言う感じですね。ブレーキ関係を弄ったらグリス類は必ず塗る方がいいですね。