510190さんが投稿したカスタム事例
2018年09月23日 09時56分
サーブ9-3カブリオレをメインに、ジェミニ・イルムシャーも飼ってます。 ずっとアルファ・ロメオばかり乗ってきたので、イタリア車と違ってナニゴトもない日々に感謝と感動を感じています。
(愛車遍歴10)
アルファ164Q4を温存?しながら、セカンドカーのSr.3スパイダーを楽しんでいたのだが、探しているヒトがいる。と主治医に召し上げられてしまい、代わりにとやってきたのが(115)スパイダーの最終モデルとなるSr.4のスパイダー。歴代の115スパイダーの中でも最も美しいと言われるスタイルだった。
こうしてアルファ・ロメオを乗り倒していると、様々なヒトと知り合いになったが、その中でも愛車アルファ164のデザイナーである、かつてのピニンファリーナのチーフデザイナーであったエンリコ・フミア氏と親交ができたことは素晴らしい出会いだった。彼は他にもこのスパイダーの後継モデルとなる(916)スパイダー/GTV、ランチア・イプシロンなどのデザイナーとしても有名だが、彼がこのSr.4スパイダーのフェイスリフトを手掛けていたことを本人から聞いて初めて知った(笑)。
それは偶然から生まれたもので、新型スパイダーのデザインはピニンファリーナサイドでは終了していたものの、アルファ・ロメオの事情で生産が遅れてしまい、その間の繋ぎとして急遽フェイスリフトが決まったそうで、もし、予定どおり新型スパイダーが生産されていたら、115スパイダーはSr.3で終わりだったそう。
結局、素晴らしいデザインのスパイダーが最後に誕生したのだから運命は分からないもので、その全ての「縁」に敬意を表して、喜んで乗り換えることにした。
さらに、拘ったのがステアリングポジションで、イタリア車特有のハンドルが遠い、「手長猿」ポジションを改善するため、手元に深くコーンしたナルディのステアリングに交換したら、随分と改善された。
この後、友人が立て続けにスパイダーを買い、その度に部品を手配したりしたが、必ずオーダーされたのが、このステアリングだったので皆気に入っていたくれたようだった。