カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・スイフトに関するカスタム事例
2025年01月18日 18時52分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント 購入検討している方の参考になればと思います ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第324弾
スズキ スイフト(2代目)
続いて2代目スイフトです。スイフトは3代目〜5代目はこちらでレビュー済みですが、2代目を見つけましたのでそちらのご紹介です。
2代目スイフトとは?
『スズキのコンパクトカー、スイフト(SWIFT)。新ユニット1.2L(90馬力)と、それに1.3L(91馬力)と1.5L(110馬力)、そしてスポーツユニット1.6L(125馬力)の、全て直列4気筒DOHC VVT(可変バルブタイミング)エンジンを搭載する。ミッションは、スポーティなゲート式4速AT、ショートストロークな5速マニュアル、動力の伝達効率に優れたゲート式CVT(自動無段変速機)を今回新設定した。1.2Lと組み合わせとなるCVTは、ドライブ、S(スポーツ)、ローレンジを持ち、最適な変速制御をベルトで無段階に連続的に行う。グレードは、1.6L搭載「スポーツ」、1.5L搭載「XS」、クラッシー&エレガントをデザインテーマとして開発した「STYLE(スタイル)」、「XG」/「XG Lパッケージ」、「XE」(1.2L+CVTのみ)をラインアップする。スタイルは、落ち着いたブラウン基調の上質かつ優美なインテリア。本革とアルカンターラを使用した専用シート表皮、本革巻ウッド調のステアリングホイールやシフトノブ、クロームメッキシフトリングなどを採用。エクステリアには、クロームメッキを採用したエレガントで上級感のある専用フロントグリルを装備した。Lパッケージは、MDプレイヤーや本革巻ステアリングなど上級XS同等の装備を持つ。』
(goo-netより引用)
今回の車両は平成21年11月登録の1.2XGです。新車価格は119万7000円です。
外観
外観は、先代の初代スイフトから大きく変わりました。先代はkeiをベースに普通車化した物で、命名理由は分かりませんが界隈では通称『でかまんび』なんて呼ばれてますよね。そんな初代から、2代目では海外市場を強く意識した物になりました。フロントはシンプルな造りで、ヘッドライトは昔の流行りのボンネット奥側まで流れるデザインです。サイドは、上側やフェンダーとかにキャラクターラインが入り、そこまで強くはなくプレーンな印象がありますね。リアは、テールランプがかなり特徴があります。サイドのボディラインに合わせてカーブされたデザインで、ここは癖がありますね。まとめると、プレーンな印象はありますね。私はリアはそこまで好まないです。この後の3代目があまり変わった印象無かったですけどね。
内装
ドア側はハードプラで構成されていますが、一部ブラック系のパネルが使われていますね。ドアハンドルはメッキ装飾されています。肘置きはファブリックです。インパネもハードプラですね。柔らかいプラ素材やソフトパッドはありません。コンパクトカーならこれで良いのかなと思います。室内照明はLEDに交換されています。シート、これが3代目同様悪いです。1時間乗って腰痛が出るレベルで柔らかいです。手触りは普通のファブリックです。シフトはゲート式ですね。エアコンの温度調節と風量調節はダイヤルで、節度感は良いですね。ペダルレイアウトは悪く、足をパンと出すとアクセル踏みます。助手席は、23cm〜平手が入らない程です。手前側は張り出しがあるので足を手前には置けません。後席はドア側は変わらずハードプラです。ボディ剛性は当時の基準で見るなら高いですね。後席のシートは、ブニャブニャです。端のサポートも無さすぎで酷すぎる。大幅減点です。ダメですこのシートは。身長177cmの私で、頭上空間が拳2個、足元空間は11cmとそこまで広くはないですね。角度調整はできません。
車内からボンネットは見えないので車両感覚は掴みにくいです。ワイパーもガッツリ見えてますね。2004年頃だと難しかったかもしれないですが、もう少し工夫はしてほしかったですね。
ペダルレイアウトは悪いです。給油口はレバー式です。
メーターはシンプルで視認性は問題ないです。
シフト周辺。まぁ質感はそれなりです。
グローブボックスは容量問題ないと思います。
荷室
今回も荷物が沢山あったので測定は無しです。荷室の段差はできてしまいますね。車中泊は厳しいと思います。
ヘッドライトを点灯させました。恐らくですがHIDかLEDに交換されています。テールランプは豆球です。まだこの時代のコンパクトカーなら豆球でも良いのかなと。
搭載エンジン
K12B型の90馬力でCVTです。アクセルは問題ないですが、ブレーキは悪いですね。踏んでも5割くらい効きません。ここは年代が近いライバル車だとヴィッツや記憶正しければE11型ノート、GE型フィットは比較的ブレーキしっかり効いたような覚えはあるんですよね。もちろんランク上の車と比べたらブレーキのフィーリングが良いとは言えませんけど、コンパクトカーの中では良い部類になるんですよね。逆にGDフィット、あちらはブレーキのフィーリングが悪く4〜5割くらいは遊びだったと思いますし、そこからいきなりガツンとなるので残念でした。で今回の2代目スイフト、フィーリングとしてはコルトやDE型デミオに近いです。5割くらいは効きません。ブレーキのフィーリングも軽めで余計に違和感があります。所謂私が昔よく使っていた『カシュカシュブレーキ』です。減点です。もっとブレーキ容量増やしてほしかったです。スイフトスポーツならまたセッティング変わるかもしれませんが、このブレーキは不安に感じます。加速性能は1.2リッターとして考えると普通ではないでしょうか。1.5リッターの車と比較したら少しは劣りますが。加速の反応は1テンポ遅れますが、Sレンジに入れることで改善します。オススメはしないですけどね。坂道でLレンジ使いますとちゃんとエンジンブレーキが働いてくれました。ここは安心できますね。静粛性は普通です。この車が発売された2004年基準で見れば高い部類だとは思います。ロードノイズは少し目立ちますね。タイヤ変えてホイールを前後で合わせれば改善すると思います。dBは72前後でした。路面が荒れていたので高めの数値が出てます。停車時はハンドルに少し振動があり、フロアからも若干ですが振動が来ます。dBは54前後でした。ハンドルは適度に軽くて扱いやすいです。クイックなハンドルではないですけどね。サスペンション、これは微妙ですね。やや硬めのセッティングです。フロントのサスペンションは良いのですが、リアが働いていない気がします。大きい段差になるとドンと衝撃が来るのは仕方ないですけど、後ろがやけに跳ねる印象があります。もしかしたら、前後でタイヤ・ホイールが違うのでそのせいの可能性があるかもしれませんが、それにしてもよく跳ねます。突き上げも大きい段差だと感じやすいです。もう少し後ろからの突き上げ抑えてほしかったですね。直進安定性は微妙です。この個体だけだと思いますがタイヤのアライメントが狂っているのかハンドルが少し左斜めの位置で止まる印象がありました。多分フロントの修復歴ある感じかと。高速道路は、乗り心地微妙です。もう少し綺麗にいなしてほしいですし、やはりリアが少し跳ねる傾向にあります。大体の速度で2100回転程、72dB前後でした。それと高速道路でハンドルから微振動が来るんですよね。ここは残念です。
まとめ
良いところ
・ダイヤル式エアコン 節度感⭕️
・エンジンブレーキがしっかりと効いてくれる。
・当時の基準で見るならボディ剛性はしっかり作られている印象。+0.5点
悪いところ
・ペダルレイアウト❌
・ロードノイズが目立つ印象あり。
・シートがブニャブニャで最悪。−1.0点
・車内からワイパーガッツリ見える。−0.5点
・ブレーキのフィーリングが良くない。−0.5点
・やや硬めの乗り心地だがリアが結構跳ねる印象。−0.5点
評価:3.0点 普通。よく見てから検討しましょう。
2.5点と悩みましたがそこまで行く程悪くはないと思うので3.0点です。他社よりもボディ剛性をしっかりしていながら119万円という低価格なのは驚きです。ただ、ブレーキのフィーリングとか特に酷いのがシート。短時間で腰痛が出るレベルです。そこを改善してほしかったです。私的に同世代のコンパクトカーならE11ノートやGE型フィット、シートがブニャブニャでも構わないなら2代目ヴィッツを推奨します。この3台はコンパクトカーながらしっかりと造られているのでオススメです。コルトは悪くはないですし当時4.0点付けましたけど、乗り心地が少し硬い印象でブレーキのフィーリングが最悪なのでお勧めはしにくいです。GD型フィット、あれは私から言うなら回避です。以前レビューした個体で発生していましたが、CVTのジャダー現象の問題があります。また、あまりにも硬すぎるサスペンション、シートを倒す際にリアのヘッドレストを取る手間が発生する、助手席の2段収納はあるが下側に蓋が無かったりと、画期的な技術はあるものの微妙です。その中で見ていくと、2代目スイフトは推奨しにくいコンパクトカーかなと感じました。