M3 クーペのDIY・DSCエラー・故障診断に関するカスタム事例
2019年03月02日 02時07分
こんなエラー表示が出てしまいました!
DIYで直せるかなぁ〜?
いや 意地でも直しますよ!
とは言ったものの教育を受けたのは32年前、現場離れて17年、当時のクルマとは話しにならない位進化しています!
でも 考え方は今も昔も同じはず!
と言う事で、昔の古い整備士がどこまでやれるか、今回は故障診断のお話です!
長くなりますので興味のない方はスルーしてください!
進め方は次の順で行います。
1 不具合現象の把握
2 現象の把握が出来たら不具合箇所の予測
3 予測に基づいた点検 診断機の利用
4 点検結果に基づいた修理又は部品の交換
5 ロードテスト 状況により4の原因探究
それでは故障診断の始まりです!
1 現象
警告灯が エンジン DSC DBCの3ツ同時点灯さらにエンジン制御がフェイルセーフ状態で3千回転以上吹けない!
キーOFFで一時的に回復する事がある!
2 予測
DSCに問題が有るようにも思えるが、エンジンがフェイルセーフ状態になっている事からエンジン制御の不具合が濃厚と思われる! これ以上皆目見当が付きません!ヘタレ整備士です!
なるべく安い所でありますように!
昔の伝手で診断機お借りして来ました!
パソコンの液晶は上手く写真が撮れなくて全く写ってませんね!
最近の診断機なんて使った事ありませんから、まずは使い方のお勉強から入りました!
これが一番時間が掛かってしまいました。いじくりまわしてると楽しいです!今時の診断機はいろんな機能があって感動しました🥺 これが無くては今のクルマは直せません! 断言出来ます!
3 点検診断
診断機に掛けると出て来ました!
4種類程出たのですが、予想通りエンジン制御に纏わる
スロットルアクチュエータバンク2 と表示されています。
V8エンジンですからバンク1とバンク2の2個使われている部品です。
さらに詳しく調べる為に診断機のデータモニター機能からスロットルの開度を見てみると、アクセル全開時 バンク1 開度100%
バンク2 開度0% と表示されました!
バンク2のスロットルが動いていない事が分かります!
今度はアクティブテスト機能からアクチュエータへ擬似信号を送り強制的にスロットルを動かしてみることに!
やはりバンク2からは作動音が聞こえません!
以上の事から、スロットルアクチュエータバンク2 の不良と判断しました!
次は部品の交換になりますが未だ発注していません!
国内では一つ15万円以上すると脅かされました😵 仕方ないので海外からの個人輸入を検討しています!
時間が掛かると思いますが
次回、スロットルアクチュエータの交換作業をご紹介いたします!
長文 駄文 失礼しました!
最後に現役のメカニックの方でご覧になっておられましたら、突っ込みどこも多々あると思います! コメント欄から是非ご意見をお願いします🥺