86のトシ@ZN6さんが投稿したカスタム事例
2021年11月19日 12時30分
POTENZA RE-12D 235/40R18
ADVAN A052 255/35R18からの組み替えです。
ジムカーナ向けで発熱が早い仕様のTYPE Aですが、自分はサーキットで使用しています。
【良い点】
ジムカーナ用だけあって、発熱はかなり早いです。エンジンがまだ冷え気味のうちからアタック出来ます。
ラジアルタイヤ名目のタイヤですが、あまり公道では履かない方が良いと思います。
ちなみに独特な音色のノイズがあります。
履いていたA052と同じサイズが無かった為、幅を235へ2サイズダウンしましたが、それでも新品時のグリップは、255のA052に負けていません。
鈴鹿サーキットでテストしましたが、235にも関わらず255のA052と同等のタイムが出ました。
A052クラスのタイヤで走っている方で、それと同サイズのこのタイヤを選べる方であれば、タイムアップを狙える可能性があると思います。
タイヤの剛性が極めて高く、空気圧もSタイヤ寄りの数値がマッチします。
また、ブリジストンさんらしく縦方向のグリップが素晴らしく、ガッチリと路面を掴む様な感触があります。
タイヤの形状自体がキャンバーがつく形状になっており、特に外側のブロックは非常に強靭な手応えがあります。
摩耗の仕方自体はバランス良く、偏減りもあまりありません。
【注意点】
周回を重ねるとグリップダウンが大きく、温度上昇とともに摩耗が加速する傾向がある様です。
・1周アタックしたら、1周以上のクーリング走行を入れるorピットインで冷ます。
・タイムに影響が出るレベルでピックアップが発生したら、さっさと諦める。
この様な走り方をしたら、グリップダウンはあまり無い状態で走れました。
(当然、アタック回数は減ります)
【悪い点】
最近のブリジストンさんのタイヤの傾向と同じく、ピックアップはかなりあります。
それが酷くなる前にタイムが出せるか?が勝負になります。
走行後、毎回タイヤカス取り作業が必要です。A052より量も多いです。
また、非常に高価です。
タイムアップに貢献してくれる可能性は高いですが、少ない周回でタイムを出す必要があるのと、ただでさえ摩耗が速い上に新品時から溝も浅い為、ライフは短めです。
車種や走るコースにもよりますが、例えば毎月サーキットを走るという方は、1シーズン1セットでは足らない可能性があります。国際コースを走るなら、尚更厳しいです。
ジムカーナやタイムアタックイベントで勝つ為のタイヤとしては良いですが、もっとオールマイティーに使いたい方にはA052の方が良いと思います。
トータルでは…
勝負タイヤとしては良いかもしれませんが、パフォーマンスを発揮出来る場面が限定される事、ピックアップの多さ、価格を考慮すると、積極的に他人に勧められるタイヤではないかもです。
個人的には歴代のブリジストンさんのタイヤ特性に沿っていて、好みのグリップ感ではありますが…