エリーゼのアリョーシャさんが投稿したカスタム事例
2024年01月11日 00時53分
これがわたしのロータスのラスト・ドライブでした。この写真が最後の運転。手押しでの後退、究極のマニュアル運転体験。
さようなら、ロータス エリーゼ。思い出を振り返ります。
2023.12.24
クリスマス・イヴの納車日。
発注後、待ちに待った納車日です。何回車を買っても、納車は待ち遠しく嬉しい。
横浜から埼玉の自宅の帰路で不調の兆候が出始めた。しかし、そんなことは信じたくたない。
実は、納車前の整備の段階でクラッチが切れなくなる問題が発見されていました。
お店側は直したといい「調子良いかと!(原文ママ)」というので安心して受け取りました。
交差点で動けなくなった。
帰宅できずさようなら。
いちばん嬉しい日のはずが、交通の大迷惑をおかけして、怒鳴られる中手押しで路肩に寄せました。
以前にもロータスエリーゼを所有していたので、レッカーは慣れっこですが、さすがに納車日に家まで辿り着けずに終了は、悲しかったです。
お店側は「徹底的に直します」と。
エリーゼはレッカー会社で一晩預かり。
悲しいかな、販売店が調整してくださった修理工場の搬入先、会社名はわかったけどロケーションが複数あることが判明。
翌朝、どこに持っていけばいいのかわからない。
販売店に連絡したら年末お休みの自動録音メッセージ。搬入先に連絡したら「聞いてない」。
失望の納車日はこうしておわりました。
2024.1.6
ディーラーでの修理を終えて納車二回目。
納車日は晴れていて、楽しみで早起き。
朝から部屋の掃除、クルマの内装を傷つけないための爪切り、クルマを出迎えるための髭剃り、ガレージ内の掃き掃除。楽しみでソワソワ。
楽しみを前に家事なんかをしてしまうのは、クリスマスプレゼントを貰うために良い子でいなければならないという体験からなのか。
今度は積載車で納車なので、無事にガレージに格納できました。
ガレージにおさまった愛車を眺めて楽しんだあと、いよいよ初めてのドライブ。
嬉しさのあまりデジカメを二種類もって、新しい愛車の写真を取りに出発したものの…
いきなり油圧が抜けてクラッチが切れなくなりました。
最後、数キロは2速ホールドで安全なところまで行って停車。
その後、クラッチが切れなくなり積載車を呼びました。この積載車、午前に納車してくれた人。
以上がわたしのロータス・エリーゼの短い所有体験でした。
納車前からわかっていたクラッチトラブルについて、こんな状況ですから、エリーゼは販売店に返品し、下取りに出したアウディを返してもらいました。
徹底的に直しますとお店側からはご提案いただいていたのですが、お断りした次第です。
今回のクルマは、仕事のモチベーションのために買いました。
それなのに、仕事がとても忙しい中で、趣味の車のことでストレスを抱え込むのが嫌でした。
加えて、ロータスの故障は慣れっこなのですが、今回のトラブルは急に公道上で動けなくなるタイプなのが大きかったです。
予期せず周囲に迷惑をかけるタイプのトラブルは、事前に避けるべきと考えました。
ロータスは好きで買ったので、手放す判断は辛かったです。
長文ですが、一言にまとめると「縁のない一台」だったと言うことでしょう。こういうのは、無理に所有しても幸せにはなれそうにないですから。