デミオの8-BALL〜オタ鬼會〜フィギュアスケーターさんが投稿したカスタム事例
2021年10月05日 23時52分
サスペンション講座の時間です(*´艸`)
「対角方向で考える」・・・サスペンションセッティングに於いて非常に重要な事です。
一例を挙げると、「FR車でリアが流れる」という症状に対峙した時、多くの人はリアに問題があると判断すると思いますが、果たして正解でしょうか!?
もちろん正解の場合も有りますが、全くの不正解の場合も有ります。
正解の場合は誰でも想像がつくと思うので省略しますが、不正解の場合の一例を・・・
コーナーのどのポイントで?というのが一つの判断基準になるのですが、「進入→旋回→アクセルONの瞬間」までで有れば、フロントに問題があるケースがあります。
フロントのスプリングレートが低い為沈み込みの量が多く、対角にあるリア内側が浮いてしまうケースがそれです。
この状態では進入~旋回の時点でリアの動きがナーバスになったり、アクセルON初期段階では外輪側にのみパワーが集中する為パワースライドが発生し易いのです。
こういうケースではリアの伸びストロークを伸ばすと同時にフロントの沈み込みを規制する事も必要になってきます。
ターンイン性能を犠牲にしない程度にフロントのレートUPが有効だったりします。
この様な場合にリアが簡単に流れるからと言ってリアのレートを上げる(車高一定)と、より浮き上がりが酷くなりダメ・・・粘らせようとレートを下げると、外輪側荷重が増えロールオーバーステアが出始めダメ・・・等々負の連鎖に落ちて行きます。
挙げた例はごく一例であり、車高バランスやダンパー減衰力、ドライバーの操作等々関連要素は山ほどありますが、どんな場合も前後左右に加えて対角方向を判断基準に入れると、問題点の割り出し精度が上がって行くのは確かです。
是非「対角」も判断基準に入れてみて下さい。
わかりましたかパパさん🤔❔