ルーテシアのカングービボップ・車検おわりました・代車でも撮る📸・山中湖・撮り溜め放出中に関するカスタム事例
2023年10月23日 22時25分
ルーテシアが車検から戻ってきました
改めて1週間お世話になったカングービボップを振り返ってみます
という名目での撮り溜めネタ消化です
カングージャンボリーからスピードフェティバルへ向かう前の寄り道
もちろん富士山は見えず
撮影していたら白鳥が上がってきました
カングービボップ
一言で言えばカングーのショートバージョン
1830mmの車幅に対してホイールベースは2130mm
スマートフォーツーやiQのようなマイクロコンパクトを除くとかなり短い部類です
わかりやすいところだと同じホイールベースなのはNDロードスター
それでもしっかり4人乗れます
さすがにリアシートを活かすとラゲッジはミニマムですが、リアシートは畳むなり外すなりできるようになっています
天井はほぼガラス
後端はスライド(手動)でオープンにも
見ての通りリアガラスはサッシュレスになっています
リアガラスを開けるだけでもけっこうオープンエア感が味わえます
借りて始めの頃は、キーリモコンでドアロックをしたつもりが、ボタンを押し間違えてリアガラスが開いていたというのも今では良い(?)思い出です
カングージャンボリーでもざっと見渡したかぎりでは見かけなく、今では(販売当時から?)レア車と言えるカングービボップ
一見すると不思議な車がどのようにできたのか、個人的に推測してみます
まず、やはり内部の見解でも2代目カングーは初代と比べてずいぶい大きかったのではないかと
車幅は弄りにくいけど長さならなんとか、ということでショートボディに
ここでフランス人の気質を考えてみましょう
基本的に欲張りです
何かに特化した車であっても、トロフィーRのような例外もありますが、ユーティリティを犠牲にしない車作りが多いですよね?
小さくなっても4人以上無理なく乗れるように
ノーマルと差別化するならサンルーフ、だけじゃ弱いからオープン機構も付けよう
それならリアガラスもサッシュレスにして開けられるように
だったら、リアゲートは上に開けられないから横開きだ
短くてキビキビ走るんだから、MT一択
これだけ要素を詰め込めば細かいことはまあいいだろう、と
実際にそんなやりとりがあったかは定かではありません
いい車とは何か、おそらく車好きなら一度は考えたことがあると思います
その形はコンセプトによって違うもので、何もかもを取り入れることはできません
やったとしても、中途半端なものか、とてつもなく歪なものになってしまいます
ビボップは欲張ってその一線をビミョーに超えたような車なんだろうというのが自分なりの解釈です
思えばイタフラ車に惹きつけらるのは、そんな具合に合理的ではあるけど、論理的ではない考え方で、それがエスプリとかラテン気質と呼ばれるものの根源なのかなと思ったり
そんな愛すべき変態車をこれからもたまにはつくって欲しいと、EVシフトが現実に起こってもきっとやってくれるだろうと勝手に思っていたりします