ヴェルファイアのSIRAKOBATO超理論・タイヤハウス・気圧・コアンダ効果・SR71に関するカスタム事例
2022年10月06日 17時33分
SR 71
最高速度はマッハ3以上を
有人実用ジェット機としては未だに世界最高の機体、最速の機体です
しかし、このスピードを出すには
高度1万 m 以上を
飛ばなければこのスピードは出ない
空気の薄いところではないと
このスピードは出ないのです
今回はタイヤハウス内の空気の流れについて
前回、前々回と話した
床下のダンフォースとか
タイヤ自体のダウンフォースとか
それは今回のタイヤハウス内の
空力について説明するのに必要だったので
プロローグみたいなものです
タイヤハウス内の空力について
その説明はとても難しいので
そのための予習みたいなものです
ではまずタイヤハウス内
タイヤハウス内は基本的に負圧です
このタイヤハウス内の負圧によって
タイヤとボディが引っ張り合い
タイヤで起こすダウンフォース
そのダウンフォースを
ボディに伝えているのです
このタイヤハウス内の負圧によって
車は安定して走れる
そしてタイヤの横の流れは
タイヤ後ろのコアンダ効果によって
タイヤの後ろに一度は流れ
タイヤ上部の部分で外側に
空気の流れが逃げていくのですが
この空気の流れを
例えば上の図のように
車高下げてしまったり
タイヤハウス内にアルミテープを貼ることで
除電をし、空気の流れをよくしてしまうと
タイヤ上前側に空気が流れてしまう
そのことで
タイヤの前側の気圧が上がってしまい
タイヤとボディとの引き合う力が少なくなり
フロントが浮くような感じが
または、ふわふわするような
感じになってしまうのです
それの対処のためには
ストレーキをつけるとか
※以前の説明間違ってますね
以前タイヤ前方と地面との間の
気圧を低くするためにストレーキをつける
実際にはこの前方の圧力
タイヤの横に流れるため
コアンダ効果が起き下側に力が生まれます
このタイヤの前のストレーキ
タイヤ前方上側の気圧を低く保ち
ボディとタイヤを引っ張り合う力を
強くするため
フロント側が安定するのです
またはボルテックスジェネレーター
ボルテックスジェネレーターを
タイヤハウス前側につける
流線型のボルテックスジェネレーターなら
丸い形の方を後ろ向きにつける
四角い形のボルテックスジェネレーターや
丸い形のボルテックスジェネレーターを
付けても良いですね
そのような形のボルテックスジェネレーター
新しいトヨタ86には、ついていますね
このボルテックスジェネレーター
で起こる後ろの乱流によって
タイヤハウス内前方の空気を外側に流す
そのことによってタイヤハウス内の
気圧を低くする
そのような効果で
タイヤとボディどの引き合う力
その力を強め
フロント側を安定させる
それでもタイヤにかかる
空気抵抗はまだ問題があって
タイヤって回転してますよね
そのため
タイヤの上の部分は
速度の2倍のスピードの
対地、速度差があるのです
つまり100 km で走っていると
タイヤは回転しているので
前側に100 km のスピードが出ている
と、いうことですよね
タイヤの上の部分は
地面に対して
200 km のスピードが出ている
速度に対して2倍のスピード
空気は摩擦抵抗が少ないとはいえ
この2倍になるスピードは
結構な空気抵抗を起こしているのです
そこでトヨタは
フロントの角
最近このようなデザインにしてますよね
このデザイン 実は
空力をとてもよく考えている
デザインなんです
このフロント角のデザインによって
タイヤの横に流れる空気を
大きくボディから離す
その事によって
タイヤハウス内の空気を積極的に横に出し
タイヤハウス内の気圧を下げているのです
気圧を下げる、!
そう世界最高速度の出る SR 71
それは気圧の低いところではないと
最高速度は出ない
空気抵抗を少なくする一つの考え方ですね
タイヤハウス内は
とても空力処理が難しいところです
トヨタはタイヤの回りの
気圧を低めることによって
燃費の向上と
フロントの安定を目指していたのですね
※タイヤハウスの気圧を低めるのは
ひとつの妥協点です
まだまだ、いろいろ方法があるのですが
タイヤで起こるダウンフォースを
利用したり増やしたり
タイヤ上部の対地速度の改善
空気をあてないようにする工夫とか
それは自分で考えると面白いでしょう
ストレーキやカナードや
ボルテックスジェネレーター
またはタイヤハウス内から
外に抜けるダクトを作るなど
自分で考え
実際に DIY などで作ってみる
そのような工作が楽しい場所なのです