車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年03月10日 23時58分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
ふらり信州の峠ドライブ(18)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“三菱 デリカ 75 コーチ 1400デラックス T100C”です😄
このシリーズの第2回目にてご紹介したエブリイ郵便車の近くには第8回目で出したカローラも居た、というような事を書きましたが、実はこの広場にはその他にも もう1台レアな草ヒロが眠っているのでした・・・。
それがこちらの初代デリカです。
ストリートビューではカローラしか見えなかったため その1台のみのつもりで行きましたが、実際に訪問するとエブリイ郵便車、さらにはこちらのデリカまで居たのでそれはそれは嬉しかったのを覚えています。
さて、当のデリカさんについてですが、最初はデリカバンかと思いましたが、保護バーが備わっていない点や最大積載量のステッカーが見当たらないところからバンではなく、乗用モデルのコーチと思われます。
トラックは1968年7月に発売された初代デリカですが、コーチ、バン等の1BOXモデルは当時クラス最大のスペースユーティリティを誇るモデルとして翌年1969年の4月に追加されました。
その中でもこちらの個体はフロントウィンカーやサイドマーカー等のポイントより、1971年にマイナーチェンジを受け、ネプチューン86エンジンと呼ばれた4G41エンジンを搭載した“デリカ75コーチ”と判明しました。
フロントはサビに色濃く覆われてしまっていますが、ドアに目をやればオシャレな筆記体の屋号が残っており、元は会社の送迎車として使われていたのかな?と思います。
逆サイドは何だか乱雑な感じ。
見るからに風通しが悪そうで、これではフロントだけサビサビになってしまうのも納得です。
この縦型テールランプもデリカ75の特徴でもあります。
リアゲートの取手の上部分に不自然な窪みが2つあるのがお分かりいただけるかと思いますが、最初期モデルではその窪みに細いテールが配置されています。
デリカ75ではガーニッシュが取り付けられて埋められてしまいますが、こちらの個体は運良く(?)そのガーニッシュ部分が外れているのでよく観察することができます。
リアゲート左下に目をやると手書きで最大積載量の文字が書かれているのが窺えます。
乗用モデルのコーチではありますが、あえて商用登録にすることで税金対策でもしていたのかな?と思います。
足元には純正のホイールキャップが残っていました。
天井の内張りが剥がれて垂れてしまっていたので車内はよく見えませんでしたが、ステアリングです。
最後に3台の位置関係を。
手前からデリカ、カローラ、そして少し見えにくいですが奥にはエブリイ郵便車が居ます。
川の横の荒地を切り開いてできたような農作エリアでしたが、そこは3台も草ヒロが固まって置いてある桃源郷のようなスペースでした。