180SXのなすなすさんが投稿したカスタム事例
2021年02月10日 20時59分
DIY修理趣味人。 33スカイラインと180SXオーナー。 もと34スカイラインオーナー。 手芸家でシフトノブ職人。 YouTubeもよろしくね。 Twitter:pinkplanet8
レストアDay15〜16
ここまで見て診断した感じでエンジン掛けても大丈夫そうなところまで来たので、とりあえずセルを回してみることに。
ちょこ…ちょこ…と、感触を確かめながら僅かずつ。意外と普通にセルは回りました。
エンジン本体は生きてる、という情報は一応信じてみることにします。
セルが止まった後にフライホイール様に回転するベアリング音が気になりましたが、コンデンサーファンでした。
しばらくクランキング点検をしているとセルが重くなって回転が悪くなりました。
点検してみるとオルタネーターのベルトが脱線してクランクプーリーに挟まっていたみたい。
ベルトラインを見ると…なんかズレてる。カップファンのプーリーの位置が悪かったのでシムを入れてラインを調整。調子良くなりました。
あとは燃料。
燃料タンクから給油口へのパイプを接続。クオーターがボッコボコに凹んでいるのでだいぶ苦労しましたが若干無理矢理取り付けに成功。
ガス欠であることを除けばエンジンかける準備はできた…と見てDay15は終了。
あとボンネットのチリも合わせました。なぜか運転席側が浮くのが気になっていましたが、点検するとヒンジがかなりガチガチに固い状態。
ヒンジを外して556を吹きまくりながら開閉を繰り返すうち、動きが軽くなりました。ボンネットもちゃんと閉まる様になって外観も大幅改善です。あとはバンパーの取り付け改善ですね。
そういえばこの車、グリーンガラスだ。
Day16
西濃の営業所へマフラーを取りに行きました。不自然に大きな箱。
…ええぇ。ほとんど空箱です。なんか勿体無い感じ。
そんで触媒外し…脱着可能な状態にするための整備です。
現状触媒がくり抜かれているのでこのまま使う予定は無し。ちゃんとした触媒を入手できた際にサッと交換できる様に、ネジの固着を解いておきます。
…と簡単に書きましたけど、そう簡単ではないです。
触媒のネジってまず大体、熱によるサビで固着しています。まずはサビ取りからです。
硬くて回らないネジには何かしら原因があります。回せば済む原因なのか、回して解決できない原因なのか…感触や状況で見極めます。
回らないネジを回せば頭が折れて、ネジが穴に残りますからね。取るのはめんどくさいです。
ちなみにここのボルトは日産だと大体M10のピッチ1.25だと思われます。トヨタ系なら普通の1.5でしょう。日産のM10ボルトは大体細目ピッチです。
今回は上手く外せました。壊れてもいいソケットレンチと鉄パイプ延長で最初の少しを回し、あとは潤滑しながら慎重に回して抜きました。
ただ…写真を見ていただくと違和感があるかもですね。
なんでここに液体ガスケットが塗ってあるのだろう。だいぶ奇妙な光景です。
謎の液ガスを除去してECVを撤去、ついでに触媒だったものを耐熱スプレーで綺麗に塗装してから取り付け。
マフラーを取り付けようとしたところ…なんかちょっと角度が変。中間の吊りゴムの位置が悪く、かつ…
燃料タンクに当たります。ダメですねこれ。
タンクが180sx用より大きい上に、マフラーもやや遠慮のない形をしている…。
…アルゴンガス出すしかないか。