我が名はたこたま🐙さんが投稿した焼肉・小説調・夏までに痩せねば・月2で焼肉行くデブ・好きなフレグランスはにんにくに関するカスタム事例
2023年02月19日 06時21分
ぼっち 世界征服を夢見る1827歳児 魔族 嫌いな食べ物:豆腐 はやくりっぱなまおうになりたい
僕等は向かっていた。
今日の相棒は兄では無い。
友人T...腐れ縁という言葉は僕と彼の為にある様な物だろう。
車は彼の母の物だが、今日の為に借りている。
目的地は「焼肉デラックス」という焼肉屋だ。
この値段を全面に出した風貌
なんとも言えないネーミングセンス
これには少し不安を覚えるだろう。
だが安心して欲しい。
この店の利用は二度目、僕は信用している。
1番高い食べ放題メニューは120分LO100分までと
他店に比べゆっくりと楽しむことが出来る。
最初のメニューは焼肉定番セットが必ず出される。
定番という名に相応しいオーソドックスな味わい。
まずはこれでビールを飲み干す。
この店の特筆すべき点は店内の完成度であろう。
タレや箸などの小道具は全て引き出しに入っており、テーブルの上は七輪のみとなっている。
6人程でもストレスなく利用出来るであろう広さだ。
また網も席の傍にあり、何時でもセルフで交換可能
料理は全てこの「おうしトロッコ」で配膳される。
テーブルの空いた皿もこれに乗せて返却可能。
徹底して店員との接触が無くなっている。
先頭に鎮座している牛さんもユニークだ。
次に頼んだのは「牛タン」と「特上カルビ」
食べ放題で牛タンが食べれるのはとても嬉しい。
またカルビも脂身が少なく、僕好みだ。
これにはまたもビールが進む。
だがこの店には最も注意する点がある。
この2品はどちらも2人前で注文している。
他店に比べ、一人前の量が多いのだ。
経験者である僕はそれも見越して注文をする。
更に嬉しいのはこの「焼きピーマン」
焼き野菜はキャベツと玉ねぎのみという店が多い。
焼肉には最もピーマンが似合う。
これを食べる為に来たと言っても過言では無い。
パリパリとした食感に加え、口に広がる苦味。
苦いが旨い。
苦痛と快楽は表裏一体ということを口の中で体現できる食材だ。
口の中の苦味が消える前にビールを口に含む。
嗚呼...快楽の海に溺れそうだ...
友人T…
彼とは保育園時代からの付き合いだ。
何度も喧嘩したが、今に至るまで関係がある。
今思えば何時も悪いのは僕だったが...
昔の話に花を咲かせ
ノスタルジーな気分を味わいながら
今週も頑張ろう、そう思ったのだ。