デルタのオフ会・ランチア・レッドメモリーに関するカスタム事例
2019年05月21日 21時17分
2019年5月19日
中伊豆ワイナリーヒルズにてランチアランチが開催されました。
今年はデルタの生誕40周年を祝う会だったので友達のデルタ乗りと共に参加しました。
当日の朝は足柄SAに集合し、会場までランデブーです。
しかし、デルタが集まると何かあるとはよく言ったものでこの日も例外なくアクシデントが。
仲間のマルティニ6が足柄SA手前でタイヤバースト。
バーストしたのが左フロントだったのでSA内でタイヤローテーションを行いました。
アクシデントもありましたが、無事会場に全員で到着できました。
蓋を開けてみれば、デルタはなんと40台も参加してました。
インテグラーレのイメージが強いデルタですが、本日の主役中の主役はこっち。
元々デルタは四角いライトだったんですよ〜
これはHFターボと言って1.6リッターのエンジンにターボを組んだモデルでこの時はまだ4WDではなくFFです。
そしてGr.A規定になったWRCに参戦する為に87年に誕生せたHF4WD
ターボエンジンに+して4WD化されたこの車両がインテグラーレに進化して行く訳で。
今まで8V(バルブ)だったエンジンを16v化させたのがこのHFインテグラーレ16v
進化したのはエンジンだけではなく、駆動配分もFR寄りに変更された。
1989年のサンレモでデビューし、1991年までランチアWRC6連覇に大きく貢献した。
そして最終進化系となるエヴォルツィオーネ
足回りを中心に見直しが行われ、8vから付いたブリスターはさらに肥大化した。
そして、デルタを語る上で忘れられないのがこのデルタS4
WRCのGr.B規定で勝つ為に産み出されたマシンで名前はデルタだが、中身はミッドシップ4WDにターボとスーチャーで武装した全くの別物。
先日のサザビーズのオークションで1億円で落札された。
オーナー様のご好意でナビシートに試乗させて頂きましたが、ターボとスーチャーがタッグを組んで生み出す暴力的な加速はインテグラーレとは比べ物にならず、車内で絶叫してました。
更に会場にはレアなデルタの限定車も多く顔を出していました。
こちらはデルタのWRC5連覇を記念して1992年に400台限定でリリースされたマルティニ5
この日は3台も会場に姿を見せた!
こちらは友人の車です。
デルタのWRC6連覇を記念して1993年に310台限定でリリースされたマルティニ6
マルティニ5とはストライプのデザインが異なり内装もブルーのアルカンターラとなる。
この濃緑のデルタも限定車
1992年に500台限定でリリースされたヴェルデヨークというモデルで通称カンクネンモデルと呼ばれる。
内装はシャンパンカラーのレザー。
この黄色いデルタもジアッラと呼ばれる立派な限定車。
220台限定でリリースされ、内装はブラックにイエローのステッチが入った特別なアルカンターラ仕様となった。
この個体はこの日販売車として会場に持ち込まれた。
こちらは365台限定でリリースされたパールホワイト。
内装もブルーレザーとランチアらしい豪快な作りとなった。
中には超レアなデルタも。
このデルタはランチアオフィシャルクラブに寄贈する為に製作されたHi-Fiと呼ばれるモデル。
44台が製造され、日本に現存するのはこの個体1台のみである。
内装はブルーレザーとなりイエローとブルーのHFラインはステッカーではなく塗装。
フロントフェンダーにはHi-Fiの文字が入った専用のエンブレムが付く
Hi-Fiと同じに見えるが実は別モデル
イタリアのランチアクラブに寄贈される為に製作されたクラブランチアと呼ばれるモデルである。
正確な台数は把握してなかったがオーナー様によると8台が製造されたそうだ。
デルタ第一世代のファイルエデションとしてランチアのマーケット拠点として重要な役割を果たしていた日本へ向けて製造されたのがこのコレツィオーネ。
ナビシートのフットプレートやクイックシフト、スタータースイッチなどレーシーな装備がされ外装もボルドーレッドにHFラインという往年のフルビアを思い出させる仕様となっている。
250台がリリースされ全て日本で販売された。
第三世代のデルタも駆けつけた!
ストラトスも参加し、会場を盛り上げた。
試乗会では想像通り大人気でした!
忘れてましたが自分のも一応。
緑をバックに撮って頂きました!
こうして好評のうちに幕を閉じたランチアランチ2019
デルタファンとしては多くのデルタを見て乗れた最高な1日でした。
来年のテーマはピニンファリーナデザインのランチア。
来年もまた貴重なランチア達が顔を合わせそうだ。