車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例

ふらり信州の峠ドライブ(14)

本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“トヨタ スターレット 1300 3ドア デラックス E-KP61”です😄

草ヒロとしては似ても似つかないKP61スターレットの中期型が山間部の畑の一角に置いてありました。
KP61といえば今でも大人気な旧車で、年式の割には街中でも目にすることが多く、それ故に草ヒロで有ったとしてもマニアの保管車や部品取り、整備工場の片隅に……といったケースが非常に多いので、いくらデラックスグレードとはいえ ここまで天然草ヒロに徹しているのは珍しいです。
ただ、こちらの個体もよく見てみるとボンピンが付いていたり、グリルはSグレード風に赤いラインが塗られている上、足元に目をやると井桁のホイールを履いていたりと、やはり当時は車好きのお若い方が乗られていたのでしょう。
ルーフを見れば純正塗装の赤色が覗いているので、赤からシルバーへとリペイントも施されている様子。
しかしそこまでゴテゴテに弄られたような形跡はなく、当時軽くストリートを走っていたような仕様で本当にカッコ良い1台でした。
そんなスターレットも今は畑で疲れたボディを癒しています。
車内には何も積まれていなかったので物置という感じではなく、ただ置いてあるだけだと思います。
僕の推測ですが、農家さんの元に産まれた車好きの息子さんが初めて乗られた車で、次の車に買い替える時に愛着があって手放せずに「少しの間だからお願い」とお父様に頼み込んで渋々置かせてもらって、結局処分できずにそのまま残り続けたのでは、といった具合でしょうか･･･｡

井桁のホイール。
半分近く埋まっており 草ヒロ歴の長さを窺い知ることができますが、タイヤは劣化でヒビが入っているものの、割と綺麗な上バリ溝なので、履き替えて間もなくして草ヒロになったのかな？と思います。

リア。
オーナーさんがご自身で貼ったと思われる気泡が入りまくったリアガラスのフィルムが当時感を醸し出していて素敵です。
こうして見ると結構ボディが小さく、軽量コンパクトは伊達じゃないなと思いますね。
その上FRですから、そりゃ当時の走り屋に好まれる訳です。

ステアリングやシートは純正のままでしたが、サイドガラスの下の部分には“Castrol”“RECARO”“NGK”“PIAA 135/90W”“BRIDGESTONE”のステッカーの面々。
オーナーさんは間違いなく車好きで間違いないでしょう。
18歳の僕は当時の風景を知る由もありませんが、なんとなく昔の走っている頃の様子が想像できました。

おまけ
スターレットからほど近い場所にあったキャロル。
草ヒロと言って良いのかどうかは分かりませんが、通り沿いのかなり目立つガレージに入っていました。
ビリビリに破れてしまっていますが、昔はボディカバーが掛けられていたようで、スターレットとは状況が少し違いますが、こちらも同様にお気に入りの車で捨てられずに保管されているのかなぁと思います。