WRX S4のTomei・チタニウムインテークパイプ・DIY・取り付け解説に関するカスタム事例
2019年03月24日 02時32分
TOMEIのチタニウムインテークパイプの取り付け解説とレビューを書きます。
このパーツの効果としてメーカーが謳っていることは
・樹脂製パイプからチタンになることで軽量化
・パイピング段差凹みを減らしスムーズな空気の流れで性能向上
・エンジンルームのアクセントになる
主にこんな感じです。
取り付け解説は長くなるのでレビューを先にざっと書きます。
まず見た目がチタンということで、大きく純正から代わり、ボンネットを開けた時のエンジンルームで存在感を放ちます。
軽量化に関しては純正と持ち比べた時には確かに軽いと感じましたが、この位の軽量化が影響するような限界域の走りはしませんので、やはりドレスアップ効果の方が目立つ商品かと思います。
純正を外すとこんな感じですが、空気抵抗になるロスがありそうな部分は極一部です。
樹脂製パイプと言っても素手で押して凹むようなやわな作りではないので、純正も悪いものでは無いと思います。(当たり前ですが…)
TOMEIのパイプは全溶接で綺麗な円形上の2ピースパイプなので、ロスが少なくなるのは間違いないでしょうが、個人的に明らかな体感できるほどの違いはありません。
交換してからワインディングで色々な回転数で加速を試しましたが、プラシーボ効果を考慮すると、純正と乗り比べて気がつくのかは微妙です。
書き忘れましたが、私が比較したスペックです。
エンジンノーマル
ECUノーマル
PROVAコールドフローボックス
PROVAブローオフバルブ
PROVA T-REV
K&N 純正交換型エアクリーナー
サクションパイプ純正(TOMEI製品に後々交換予定)
タービン純正
エキマニ純正
触媒純正
マフラー純正
ざっくりこんな所です。
でもプラシーボ効果があるにしろ、体感した?勘違い?感じたことを書いてみます。
・音がよく聞こえる?
純正の時には音楽を聴きながら乗っていることが多いのであまり比較になりませんが、純正よりMFD表示のブースト0.9くらいからアクセルを抜いた時のバックタービンのような音がよく聞こえる?
大気解放じゃないのでバックタービンでは無いのですが、「シュココォー」と笑
言葉で書いても分かりませんよね!笑
でも音がよく聞こえるような感じはしました。
・立上りが滑らか?
IモードとSモードメインで試してみましたが、低回転から高回転までの立上りが滑らか?レスポンスも良くなったような気がします。
特に高回転が滑らかなような気がしますが、この辺は外気温とかでも変わりますからやはりプラシーボ効果と言える範疇かと…
ざっくりレビューはこんな感じです。
まとめると個人的に9割ドレスアップパーツ、チューニングパーツとして買うには費用対効果が??
使った工具
この辺の工具を主に使いました。
充電ドリルは無くても大丈夫です。
あと取り付け終わって、ワインディングで試した帰りにアストロで買った工具。
快適にやるなら首振りのミニラチェットがあった方が便利!
次いつ使うのか分からないけど、とりあえず工具揃えておきたい病!笑
じゃあ写真がある範囲で解説していきます。
私の場合純正以外の色々着いてるけど、飽くまでも私の車両の場合ということで、そのパーツついてないって人はその作業はいらないか、やり方が変わります。
先のトリセツの写真をよく見ても分かるように、詳細な取り付け方は書いてありません!
流石玄人向けチューニングメーカーのパーツ…
私自身エンジンとか素人でよくわかりませんが、やってやれないことは無い!くらいの勢いでやったので無駄が多かったです(^^;;
まず写真で言いますと、ゼロスポのクールエアインテークを外さないと始まりませんので外します!
(ここは要点ではないので詳しく書きませんよ。)
クールエアインテーク外して、純正のインテークダクトも外します。
インテークダクト外した穴とか、後々パイプ類外した穴は養生テープでゴミが入らないよう養生します。
エアクリはゴミが入ってもフィルターがいるけど、エンジンルーム下に潜ってやる作業でタービン等にゴミが入るとタービンブローの危険がありますので絶対養生しましょう!
写真で見えるクールアクションⅡ(ゼロスポ製)こちらも手を切ったり傷つけたりの危険があるので、外さなくても作業出来ますが外しました。
で、赤丸のインタークーラーに繋がるパイプのバンドをマイナスで緩めます。
パイプは上下に揺らしながら外れますが、このままやると他のところに負荷がかかるので、エンジンルーム下側を緩めてから外すことをおすすめします。
配線等くぐってますので、引っ掛けないように注意。
じゃあ下側からエンジンルームにアクセスします。
ジャッキアップして馬をかけます。
リアはあげる必要ないので、フロントだけ適度に上げて、リアタイヤに輪止めをかけてます。
馬をかけてますが、ジャッキを作業の邪魔にならない位置からメンバーに当ててます。安全の為。
私はこれくらいの安全処置で作業しました。
見る人が見ればこれでも危ないと言われそうですが、車高の低い車が馬だけってのも危険です。
地震が来たら場合によって倒れます。
1番低いオイルパンの下に頭が来るので倒れたら間違いなく死にますから、間違っても車載のパンタジャッキで作業何かしないように!
あれは飽くまでも応急用ですから!
使うとしてもタイヤ交換くらいにしておいて下さい!
当然自己責任にはなりますが、安全処置をできない人はリスクが分かっていないので、ショップに任せてお金を払ってください!
フロントのアンダーガードを外します。
m12のボルト2本とクリップ10個くらいで止まってます。
位置は見ればわかるのでスキップ!
エンジンルーム下側、サクションパイプが見えます!
ここまでアクセスするので、やっぱりTOMEIのサクションパイプも変える人は一緒にやった方がいいですね(^^;;
あと、PROVAやコトスポーツの社外ブローオフに交換する人も、一緒にやれば時間短縮、工賃節約になります。
では外しにかかります。
写真で見える範囲ですが赤丸のところ緩めて外します。
この位の作業する人は知ってると思いますが、今回触るのはエアーのラインなので、間違ってオイルラインや、冷却水ラインを触らなければ何か垂れてくることはありません。
場所によってはブローバイが溜まってて少しオイルっぽい所がある?私は大丈夫でしたが。
工具はニッパー、マイナス、ペンチ、10ミリソケット何かを使いますかね。
サクションパイプ外しました
名前がわからない部品のボルトを取りました。
ゴムパイプを取りました
この写真は…
何をした後だろうか…
よくわからんけど、貼っておきます。
よくわからんけど部品の反対側のm10ボルトも取りました。
写真で赤と青の線が見えるカプラーがありますがこれも外します。
写真が被ります。
ちょっと飛びましたが、ここまで書いてきたのを外して純正部品が取れます。
私はブローオフバルブがPROVAのですが、純正も取り回しは変わらないはずです。
T-REVが着いてるので、その絡みでもしかしたら純正は違うかもしれませんが、T-REVはSABのイベントで工賃込みで頼んだので不明です。
写真で見てわかる通り、ブローオフバルブのところでバラしてから外してます。
そうしないと上からも下からも一体で抜くのは狭くて多分無理です。
外したら折り返し!
TOMEIのパイプを組みつけて行きます!
シリコンホースやチタンパイプは脱脂してから付けましょう。
ホースバンドは作業性を見て締めつけのネジの位置を調整するので、落ちないように軽く閉めておけばこの時点ではOK。
ブローオフバルブのレイアウトが変わるのが1番のポイントかと思います。
写真のよう直角に曲がったシリコンホースを付けて方向が変わります。
組み付け時に微調整しながら付けてやるとビシッとパイピングが合います!
流石TOMEI製品!
でも組み付けの順番間違えたり、部分的に本締めしてつけて行こうとすると、チタンパイプは硬いし、シリコンホースは滑らなくて回らないしで、えらい時間がかかります。(経験者は語る)
反面教師としてください。
赤丸で書いた①が上の写真でも書きました、①につながります。
取り回しが変わるだけなのでつなぎ方が変わる訳では無いです。
しかし、取り回しが変わることで純正のゴムホースが届かなくなりますので、付属の長いホースに交換します。
写真はエンジンルーム下からも空の方を見上げた写真で、左がエンジン側です。
純正ゴムホースは引っ張れば取れます。
撮った状態での写真です。
違う角度から。
〇のホースを変えます。
この写真はインテークパイプに付属のホースに変えた後だったと思います。
このホース20ミリくらい突っ込みたいのですが、何もしないで押し込むのはかなりきついです。
なので私がやった方法でワンポイントアドバイス。
ソフト99のシリコンオフを少量ゴムホースの口に吹きます。
溶剤が揮発しないうちに押し込みます。
潤滑油やシリコンスプレーを吹けば簡単に入りますが、ささっても逆に抜けやすいので、揮発性溶剤を潤滑油代わりに使うと自然に乾いて抜けなくなるので便利です。
ただこれも自己責任で、本当に少量でやった方がいいです。
私は過去にシリコンオフを使ってきた経験上、ゴムやプラスチックに対して攻撃性が少ないので使いましたが、溶かさないとは言いきれません。
脱脂でパーツクリーナーも使いますが、あれはまた全然違うものですし、ホームセンターで安く売ってるものはプラスチック何かは高確率で溶かす成分のものなので、パーツクリーナー、ブレーキクリーナーは使わない方がいいです。
あと大体が速乾性なので、少量吹いて差し込む頃にはもう乾いてます(^^;;
ブローオフバルブのゴムホース以外はつなぐところ間違いないように、ホースバンドの閉め忘れがないように確認しながら取り付けて完了です。
下からの付けたあとの写真くらいあれば良かったですが、えらい時間がかかってしまい、やっと終わった!という気持ちから撮り忘れました(^^;;
作業時間が4時間…
そのうち1時間はブローオフバルブが外れなくて格闘。
また、ホースバンドの向きを変えたり、最後につけようと思ったところがハマらなくてバンドやネジを緩めてを繰り返し1時間。
かなり無駄の多い作業になってしまいました。
素人が探り探りやったんでこんなもんですよ。
トリセツもあってないようなもんですしね。
なのでスムーズにやって慣れてるショップがやれば1時間半から2時間くらいで出来るんですかね!?
やってみた予想はそんな感じ。
あとは風が強くて、作業には向かない日でした(^^;;
ゴミが入っちゃいけない作業なのに砂埃が凄くて…
今のところ壊れてないから、無事にゴミは入らず作業出来たかな!
何れサクションパイプもやります。
サクションパイプは簡単だな!
でも多分サクションパイプの方が純正のロスが多そうなので、TOMEIパイピングのロスの低減を体感できるんじゃないかと期待してます!
SAMCOでしたっけ?
その辺からオールシリコンのパイピングも出てますが、シリコンパイプは変形しますから、高くても少しでも性能向上を考えるならやはりこっちですね!
あれはあれで青とか赤のパイプでドレスアップになりますがつけてる人も多いですし、差別化の意味でも私はこっちにして良かったかな!
以上