ジムニーの実家がもうすぐ無くなる・山口四郎先生・大日本帝国海軍払い下げ金庫・昔ながらの木戸・キリ番に関するカスタム事例
2020年12月08日 08時12分
おはようございます。
いよいよ今日から実家の取り壊しが始まる予定の様です。
65年に渡り東京の下町で地域に愛された美容院も10月いっぱいで廃業となり、この建物も無くなりいずれ道路となります。
子供の頃から育った家が無くなってしまうのはやはり寂しいですねェ。
片付けは本当にギリギリまでかかり、ウチの母親は今日から業者が入るというのに移動しきれない荷物を朝からまた片付けに行くと言ってました。
俺もまた土日に片付けに行ってたんですが、土曜日は一旦中野に。
この写真はウチの親父・・・ではなく山口四郎という有名な尺八演奏家であります。
実はウチの親父は若い頃より尺八をやっていまして、この山口先生はウチの親父の師匠なんです。
その山口四郎先生の子息でありウチの親父の兄弟弟子でもある山口五郎氏は尺八で人間国宝にもなった人でした。
で、この肖像写真は俺が子供の頃からずっと家に飾ってあった物で、おそらく世間には出回っていない写真だと思われます。
これを山口四郎先生が作られた竹盟社という団体の本部代表の方に渡す為に中野に行きました。
実は1ヶ月半位前に親父の遺品であった尺八をその竹盟社の松山さんという方に譲っていて、家に残っていたこの尺八の入れ物や演奏会で使っていた羽織袴と共に肖像写真も届けてまいりました。
が、なんと日曜に片付けをしていたら山口四郎先生の演奏や山口五郎とウチの親父が演奏してるカセットテープが家の片隅から出て来てしまい、いずれまた中野に伺わなければならなくなりそうな予感です。
中野に行く時、新大久保を通りましたが東京は人が多いですねェ。
感染者も増える筈だワ。
そうそう、ウチの実家と共に取り壊しになる隣の親戚の家ですが。
昔から時計・眼鏡・貴金属を扱う店をやっていた事もありお宝が山ほど出て来て、でも片付けの為にほとんど捨ててしまったりしていましたが、最後に極め付きのが残っていました。
ま、商売はもう10年以上前にやめてしまっていましたが・・・。
これは何かと言いますと、叔父さん曰く海軍航空省の払い下げ品の金庫という事で。
つまり、大日本帝国海軍の航空省だか航空部だか航空隊だかの払い下げ品を親戚から貰った物らしいんです。
叔父さんはこの金庫は絶対に手放さないと言っていましたが、何故まだ取り壊し予定の家の中にあるかと言うと。
この家が昭和33年に建てられた時に、まず土台を作り金庫を設置し、その後にその上に家を建てたとの事で。
確かに金庫の土台は家の床より低く、すぐ上には二階に上がる階段があり、家を壊さないと取り出せない置き方となっています。
そして、叔父さんと話をしててトイレに行きたくなったので借りると、トイレの戸がなんとまだ昔ながらの木戸でした。
小さい閂みたいのを差し込んで閉めるアレですヨ。
最近じゃ知らない人も多いかなァ。
日曜はレンタカーでトラック借りて行ったけど土曜は自分の車で。
前はコインパーキングに入れてたけど、取り壊し間近で他に駐車場借りたから親戚の家を駐車場に入れて良いよと言われてたのでそちらに駐車。
土曜に帰ろうとしたら丁度キリ番になってました。