車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年01月23日 23時59分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
梅雨前の長野へ〜早朝から日没までの大探索〜(23)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“日野 レンジャー KL-SD”です😊
通り沿いにデンと置かれていたのはレンジャーKL……のキャビンでした。
普通トラックの草ヒロというと、だいたいキャビンの部分は取り払われて後ろのパネルや荷台部分しか残っていないことが多いですが、今回はその真逆で後ろの荷台部分は無くなっているのに顔面だけ残っているという珍しいパターンです。
さて、このトラックは日野のレンジャーKLの後期型で、1975年〜1980年に渡り生産されていたモデルです。
グレードは下から順に“KL-S”、“KL-SS”、“KL-SD”と展開されており、こちらの個体はフロントエンブレムにある通り“SD”なので最上級グレードとなります。
各グレードによる違いはエンジンパワーにより差別化されており、Sが145ps、SSが155ps、そしてこちらのSDが165psを発揮します。
なお、このSDというグレードに搭載されているEH700型エンジンは、赤色のヘッドカバーを持つため“赤いエンジン”という愛称が付けられました。
フロントのエンブレム類です。
ウィングマークもしっかり残っていますね✨
車内です。
SやSSだと右にスピードメーター、左にパーキングやライト、ガソリン計等の警告灯が纏められたメーターの2つが並ぶだけの簡素なインパネですが、このドライバーを包み込むような形のインパネも最上級グレードであるSDの特徴で、エンジンオイルとブレーキオイルの警告灯、さらにエアコンの調節スイッチ等が追加されています。
また、ステアリングも専用装備となっています。
昭和のトラックらしからぬコックピットと言っても過言ではないデザイン、カッコいいですね。
レンジャーはこのようにどデカいチューブと共に無造作に置いてありました。
特に何かに使われている様子もなかったので撤去されてしまうのも時間の問題か・・・。
いずれにせよこのまま元気にしていていただきたいですね。
おまけ
レンジャーの近くにはバネットさんも居ました。
畑の奥地にあり接近できなかったというのと、珍しくもない車種なので遠巻きに1枚撮影するのみに留めました。
フロントサイドウィンドウの下に黒のストライプが入っていることから、ダットサンバネットと断定できました。
ちなみに余談ですが このすぐ近くにはB210サニーのバンもあり、もちろん足を運びましたが残念ながら時すでに遅し。撤去されてしまっていました。