コンフォートのデフロック・クラウンコンフォート・コンフォートGTZ・LSDに関するカスタム事例
2022年10月23日 13時14分
ついにタクシー車両、コンフォートをデフロック!💪🚖
手順をイチから書くと非常に長くなるので割愛させていただきますが、やり方としてはSXS13Y型のコンフォートはリアドラムブレーキ、ホーシングなので「軽トラのLSD交換」など検索してもらえれば、やり方はほぼ同じです。
ブレーキホースを外す必要がないので、難易度は高くないかと思います。
➀デフケースとプロペラシャフトの締結を外す
※レンチとスパナが一つずつあるとスムーズです。
4点ボルト 12mmでした。
➁デフオイルを抜く
3つ穴があります。上、横、下の3つで、上はデフケースとホーシング内の空気を抜く(?)栓のようなもので、横が24mmの注入プラグ(デフドレン)、下も24mmの排出プラグでした。
ここは地味に大変な箇所でした。
注入プラグが非常に硬いです。壊れてもいいレンチに24mmを付けて、レンチ自体にジャッキをかけて無理やり持ち上げて、やっと外れましたが、かなりリスキーな手段なので、エクステンションバーなど数珠つなぎにして外すか、複数人で作業するかした方が安全です。。。
③ドライブシャフトの取り外し
これはスライドハンマーがあると簡単です。
amazonで8000円にて購入。各種アタッチメントも付属。ケースに入って送られて来ましたが、私のはケースのロックが壊れていました。海外のものらしいのでこういう細かいところは仕方ないです(笑) スライドハンマー自体は問題なく使えましたので、良しとします。
ドラムブレーキのドラムカバーを外して、サービスホールからボックスレンチなど入れて
4点ナット 12mm を外してから、ドライブシャフトにスライドハンマーをかけて外します。
④ホーシングからデフケースとデファレンシャルギア本体の取り外し
ここはハンマーがあると便利です。特に叩く対象の部材に傷をつけない、樹脂タイプのハンマーがいいと思います。
10点ナットとワッシャで固定されてました。
10mmだったはずです。
ナット等外してから、そのままだと液体ガスケットと固着してデフケースが外せないので、ここでハンマーを使い叩き落とします。
その際、下に他の人がデフケース本体を支えるか、支えられない場合、ジャッキなど下に用意して落ちてくるデフケースを支えてください。
かなり省きましたが、取り外しの手順はこの4つです。取り付けはこの手順の逆順で行いました。
取り付けの際は、各所に液体ガスケットを塗り直しが必要になります。
ホーシングとデフケースの接合面、ドライブシャフトとホーシングの接合面の2か所。
写真は使用したデフオイルです。
通常のデファレンシャルギアや、リミテッドスリップデフと異なり駆動する部品が少なくなるので、普通のデフオイルで問題ないと判断しました。
農機スペシャル的なやつです。
タクシーもトラクターみたいなものです(?)
またデフ溶接は知り合いに頼みました。
200Wで確実なモノが欲しかったので、本当は自分でやりたかったのですが、コスト的にも溶接機を自分で用意するよりかなり安くできました。その際にバックラッシ測定もセットで行ってもらいました。
実はこの車両、普段の街乗りからお買い物にも使っておりますがとんでもなく曲がりにくいわけでもなく、ちょっとステアリングが重いかな?程度で、意外とスイスイ曲がって走ります。
交差点などではタイヤを引きずる感じはありますが。。。(笑)
高速域でもタイヤの状態を気にしながら走れば、問題なく走れる感じです。
極端に滑りやすくなる感じはありませんでした。とてもイイカンジです。
なにより、1速から5速までの加速や最高速が全体的に良くなった感じがあります。
クルマがまた楽しくなりました。