カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・ハイゼットトラックに関するカスタム事例
2025年03月11日 14時33分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント 購入検討している方の参考になればと思います ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第330弾
ダイハツ ハイゼットトラック(9代目)
先週時間が確保できましたので、複数台乗り比べをしてみることにしました。まずはハイゼットトラックです。
9代目ハイゼットトラックとは?
『ダイハツ工業(株)は、軽商用車「ハイゼット カーゴ」「ハイゼット トラック」をマイナーチェンジし、12月10日から全国一斉に発売する。「ハイゼット カーゴ」「ハイゼット トラック」は、日常のビジネスパートナーとして幅広い業種の方々からご愛顧いただいているダイハツのロングセラーカーである。今回発売する「ハイゼットカーゴ」「ハイゼット トラック」は、好評の積載性、耐久性、使いやすさはそのままに、全車 新ツインカムエンジンを搭載し、走行性能、燃費、排ガス性能、静粛性を向上させるなど商品力強化を図っている。今回の改良のポイントは、次のとおり。
1.新型ツインカムエンジン「KF型」を全車に搭載し、走行性能、燃費、排ガス性能、静粛性能を向上(ハイゼット カーゴ ハイブリッド、特装車両の一部を除く)
2. 内外装の意匠変更および装備の充実
3.お買い求めやすい価格設定』
(ダイハツ公式より引用)
2007年に改良が実施されましたが、そのタイミングでKF型エンジンに変更されています。今回の車両は2007年以降のモデルで、恐らくですが2010年〜2011年のバッテリーカバー標準装備化された後のモデルだと思います。エアコン・パワステスペシャルというグレードです。新車価格は5MTが72万5000円、今回の3ATモデルが81万5000円です。四駆は15万円程上がります。
外観
まず、2010年時点でのグレード構成についてです。
・スペシャル
・エアコン・パワステスペシャル
・農用スペシャル
・エクストラ
・ジャンボ
大きく分けて5つです。ここから、5MTか3AT、FRか四駆かで選択していきます。スペシャルはエアコンやパワステが付かないベーシックモデル、今回のエアコン・パワステスペシャルは快適装備が追加されます。農用スペシャルは、農家向けに特化したグレード。5MTの四駆のみ設定されます。エクストラになると、専用のグリルやドアミラー等がカラードになり、見た目が良くなります。ジャンボは、キャブ部分が広くなるモデルです。ざっと解説した上で外観の解説を。フロントは、軽トラックらしくシンプルです。ヘッドライトは、大きい物ですね。HIJETのロゴがあり、一目でハイゼットと判別できますね。バンパーもシンプルなデザインです。サイドは、ドアハンドルの下に窪みを設けたデザインです。ハイゼットトラックですと、ショートになっていますので、取り回しは良いと思います。同世代のキャリイ(一部グレード除く)やミニキャブだと、長いデザインでしたね。で、2010年以降だとバッテリーカバーが付きますが、車検証が無かったので正確な年式は分かりませんでした。リアは軽トラックですので、荷台があるだけです。まとめると、軽トラックらしいシンプルなデザインです。私はそこまでデザインは好みではないですが・・・。
内装
ドア側は軽トラックですので、ボディの鉄板が見えてますね。軽トラックなら全然問題ないです。基本的にハードプラになります。パワーウィンドウは付かず、手回し式のウィンドウです。パワーウィンドウに慣れている身からしたら不便ですが。インパネもハードプラで構成されています。特段質感を求めるモデルではないのでこれで十分ですね。室内照明は豆球です。シートはやや固く、1時間くらい乗りましたがそこまで疲れる印象はありませんでした。シートの質感はビニールなので低いです。ただ軽トラックならこれで十分かと。シフトはストレート式、パーキングブレーキはハンド式ですね。軽トラックならもちろんこれで問題ないです。レイアウトもこれで良いと思います。エアコンはレバー式です。私はダイヤル式の方が良いです。ペダルレイアウトは良く、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めました。助手席は、17cmあり、空間はこれで良いと思います。軽トラックなので、これ以上言うことはないです。
シートはこんな感じ。今回からシートの写真もしっかり撮ります。柄は入ってますね。
助手席はグローブボックスはそこまで広くないですね。
車両感覚は掴めないですが、軽トラックなのでそこまで苦には感じません。ワイパーはガッツリ見えてますね。軽トラックならここに関しては言うつもりないです。普通の車ならこうしてくれとはっきりと言いますけど。
メーターはシンプルです。もちろんタコメーターも無し。
荷台
測定しましたら幅145cm、奥行き203cm、高さ28cm(荷台まで)です。現行型と殆ど変わらないですね。この状態だと車中泊はやめた方が良いですけど、キャンピングカーみたいに、荷台にスペースを作れば問題なく車中泊向きに使えると思います。
ヘッドライトを点灯させました。ハロゲンですね。もちろんオートライト機能はありません。テールランプは豆球です。
タイヤ
12インチの鉄チンホイールです。タイヤはヨコハマのSUPER VAN 355です。2017年製のタイヤみたいですね。
搭載エンジン
今回は写真未撮影ですが、KF-VE型の53馬力、3ATになります。3ATと聞くとあまり良いイメージは無いのですが、どうでしょうか。アクセルはこの時代のダイハツ車に多い、踏み心地がスカスカな物です。ミラとかもでしたけど、全部これなので部品共通化されてるんでしょうね。新車当時からこのセッティングだと思います。少し踏むとペダルがガクガクする感覚があるので不安になります。軽トラックでもこのアクセルペダルのフィーリングはダメです。減点です。今は無くなったのでよかったですね。ブレーキは、思っていた以上にしっかり効きます。何故かと思いましたが、他の車よりブレーキの奥行きが短い気がします。それのおかげで、例えば2代目のN-BOXの初期型や5代目のワゴンRみたいなスカスカなブレーキではないです。2割くらいまで遊び、そこから効いていく印象です。加速性能はまぁ普通です。ただ変速ショックが大きく、快適とは言えないですね。やはり4ATの方が適しているのではないでしょうか。ここに関しては5MTにすれば改善されると思います。加速の反応は早いので良いです。坂道走る際は、低速ならパワーもある程度はあると思います。静粛性は当たり前ですが無いですし、ロードノイズも他が煩いのでそこまで目立ちません。dBは73前後です。停車時はシートに若干振動が来ますが、嫌ではないですね。dBは55前後です。ハンドルは、そこまで重たくはなかったです。パワステが無いモデルだともう少し重たくなると思います。だるさはあるので、ハンドリングは良いとは言えません。サスペンションは軽トラックなので硬いです。ただし、硬くて跳ねる印象は無く、しっかり踏ん張ってくれるので、乗っていて怖いという印象は無いです。年式は後になりますけど、スーパーキャリイの場合かなり足が硬くなっているので、跳ねる印象があって怖い印象がありました。アトラクション乗っているのかなと錯覚してしまいます。このハイゼットトラックはそんなことないです。ただ、完全に突き上げを抑えられているかというとそうでもなく、少し後ろが跳ねる印象はあります。それでも軽トラックの中ではかなり快適な部類かと。直進安定性は普通です。高速道路も試したかったのですが、ここ近辺の高速道路は渋滞が酷いので、試すのは断念しました。3ATなので、高速道路はかなりキツいと思いますが、軽トラックなので私は街中での評価とします。関東だと高速道路の渋滞が酷いので嫌ですよね・・・。それはさておき、まとめます。
まとめ
良いところ
・ストレート式シフト 節度感⭕️
・ペダルレイアウト⭕️
・乗り心地はこの手にしては良い部類。+0.5点
悪いところ
・このグレードはパワーウィンドウではない。
・アクセルペダルのフィーリング。-0.5点
・変速ショックが大きいところ。-0.5点
評価:4.5点 惜しいです。あと少し。
軽トラックで求められる箇所はしっかり抑えてありますし、十分だと思います。ただ、やはり欠点もあり、アクセルペダルのフィーリングや変速ショックは気になるので、そこを減点として私からは4.5点とさせていただきます。思っていたよりもしっかり造っていたのでビックリしました。