180SXの一眼レフ・戯れ言・家族に関するカスタム事例

こんなに早く、クルマ関係へ戻ってくる予定ではなかった。
画像は再掲。形見になってしまった親父のカメラで撮ったとき。

6月5日、親父が息を引き取りました。
2年半の闘病、2月まではごく普通に生活していましたが
諸々少しずつ悪化してきて、綱渡りの治療から
全身への転移、しかし親父は戦うことを諦めず
副作用のリスクを承知で最後の賭けに。

残念ながら万策尽き果て、コロナの影響で面会ままならぬ病院
帰りたい、自宅で介護は想像を絶するのを承知の覚悟。
6月1日退院、2ヶ月半ぶりに自宅へ戻り。
妹とカミサンとシフト組んで、訪問診療看護も助けを借りて

ネコと戯れ、趣味のモノを手に取って
亡くなる前日も馴染みの蕎麦屋出前を皆で
親父も結構食べたんだよ。

まだだ、まだ終わらんよ！
そのはずだったのに、最期は静かに穏やかに。

もっと介護は長期戦と思っていた。

ちょうど一年前は二人で百里へ
ファントムを撮りに行ったし

ここ10年ほどは毎年のように家族で
美味いもの食べに行こう、きれいな景色を見に行こうと。

去年の秋は東北は八幡平や十和田に奥入瀬など。

全てを叶えてやることは出来なかったが
家族で一緒に色々とやって、伝えたいこと言えて。

不出来で申し訳ないが、父ちゃんの息子で良かったと言えば
難しいことは言わなくて良いと返す。

自宅にて家族で看取れたのは良かったか。
本人の強い希望とこの情勢下を鑑みて
家族葬にて送りました。

家族と親類だけでひっそり送ろうと考えておりましたけど
自宅でゆっくりと支度の故に 密を避けつつ
友人やご近所さん、組合関係など本当にたくさんの方々が
弔問にお越しくださって、心より御礼申し上げる次第です

至らぬ点も多々あったと存じますが
何卒お許しくださいませ

故人に賜りましたご厚情に 深く感謝致します
また我々家族にも変わらぬお付き合いのほど
宜しくお願い申し上げます

去年、親父が撮ったウッドペッカー。

正直大変だったけどさ、介護看病は頑張ろうと
色々準備していたのに、幕引きが鮮やかすぎる
親父らしいと言えば、その通り

誇りの父でした。
身内を晒して、戯れ言を吐く愚かさを申し訳なく思うも
ご容赦のほど、お願い申し上げ候

Nikon Z6 + FTZ + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR