サクシードバンのぶさしーどさんが投稿したカスタム事例
2019年05月27日 21時55分
サクシードネタじゃないんですがショールームに飾る展示車に付けるSUZUKIナンバーカバー……。
昔スズキ系列の販売店で営業やってた時にお客さんから見せていただいた事がありまして。結構な価値のあるものをやっと見つけ出したと。おいくらで購入したのかは聞きませんでしたが。
まぁ、本人から頂いたというよりは心の病気でして自ら命を断ってしまい、ご遺族から息子が生前大変お世話になったという事で形見分けをしてくださいました。
御本人が居ない今これがどれほどの物なのかは分かりませんが分かる方知らっしゃいますでしょうか?
仮に価値あるものでも形見になりますのでお譲りとかは出来ないのですが(汗)💦
その方は心の病気を長年引きずっていたそうで、たまたま自分のいたお店の前を通りかかった時に中古のHT81のスイフトスポーツを見つけて一目惚れをし、購入に至りました。チャンピオンイエローです😊
スイフトスポーツに乗ってからは少しずつ外出も出来るようになり社会復帰まで果たしたのに、何ででしょう?
病魔は見えないところで悪さをしていたんだと思います。
段々と店に来る回数も減り仕事にプライベートに忙しいのだと勝手に思い込んでいました。
そしたらその矢先にご家族からの訃報。
突然過ぎて信じられなかったですよ。
本人の日記が出てきてご遺族が読んだら唯一友人と呼べる人が俺だけだって書かれてたそうです。自分が死んだあとの車の処分は営業さん(俺)に頼んでくれと。
勝浦の崖っぷちから飛び降り自殺。地元の消防団が訓練中に見つけて警察へ通報。時間も夕方だったので満潮で流されるからダメだと止められたそうですがこのままほっといたらどこか遠くに流されちゃうって事でみんなで引き上げてくれたんだそうです。地元警察に事情を話し、事件性は無いから車は引き上げて良いとの事だったので積載車で勝浦警察まで引き上げに。積載車に乗せるときにスイフトスポーツのエンジンかけたらナビが勝浦のとあるスポットが表記されたままでした。多分どこで自らの命を断とうか、いろいろ考えたんでしょうね。何百人といるお客さんの中の1人だけど変化に気づけなかった。密葬という事でしたが最後に息子の顔だけ見に来てくれと。最後にお別れをして式場を後にしましたが残されたご高齢のご両親も泣き崩れてしまい見てられなかった。その後親父さんが息子を追いかけるようにしてお無くなりになり……。
人の死ってあっけないなってその時は思ったけど黄色いスイフトスポーツに乗って走ってる姿は今でも鮮明に俺の中に残っています😄エンケイ17インチ、スズキスポーツマフラー、等など。車ってただの道具で使う人ももちろん居ますが、それ以上の物でもあるんですよね。記憶に残る車、その人生きた証しなんだよな😊