ロードスターのJ58Gはロードスターだから・独り言・世界一の幌車・幌が見えない姿がロードスターに関するカスタム事例
2020年07月10日 22時53分
3台とも10年以上の古い車なので常に何かいじっています(*´-`)全部2ドアかいって家族含めて色んな人から言われています。スーパーカー世代のかなりの車バカです (๑>◡<๑)
J58Gはオープンカーじゃないから!ロードスターだからpart2
58の横から見た姿好きな人多いのではないでしょうか?
僕は大好きです(^.^)
横から見た時に幌が見えないのが平井さんが考えるロードスターの必須条件で拘りだったようです(^_^*)
簡単そうに見えるでしょ!?
これが世界一初の技術を生み出すほど大変だったのです。僕も特許で頑張りました(╹◡╹)
普通のロードスターは下の写真の様に幌は車体の外にホックで止まっていて、それを外して幌の見えないスッキリしたオープン状態のスタイルを作っています。
でもこれでは幌の開閉がとても不便です。手軽じゃないので売れないですよね。
外さないにしても、この状態で格納すると幌の後端が見えて、オープン状態のスタイルは最悪です。
平井さんはそこが許せず、全く見えない様に折り畳んで格納する様にしたんです。
言うは簡単ですが、この車はFRでリヤには立派なデフがあります。
またオープンボーディーにデフやサスペンションを直接固定するのは剛性面で無理なので立派なクロスメンバーがあります。
更にダブルウイッシュボーンなので相当上下に大きなクロスメンバーです( ̄▽ ̄)
その上には燃料タンクがドンってあって、そこに幌を完全に格納する幌格納空間が必要になったのです(°▽°)
車高も低いので本当に余分な空間はありません。
車体剛性を高める補強も入れれない状態です。
ご存知の通りです。板しかないですよね(°▽°)
そんな中一番泣いたのは、幌の後端をボディの外ではなく、全く見えない様にする為に中に入れた影響を受けたボディ設計のエンジニアです。
普通なら雨は幌からトランクに流れるのですが、室内に積極的に水が入ってくるのです。漏れたら大リコールもんです。
でも内部にきちんとしたレインレールを金属部品で作って配置するスペースなんかありません。
漏れたら室内ビシャビシャになるのでボディ設計の担当者はマジ泣いてました。愚痴いっぱい( ̄▽ ̄)
クレーム出たら俺の責任やん...
こんなデザインあり得んって言っていました。
でも人間追い込まれるとやるもんです(^.^)
ニコニコしながら特許調査に来ました。
(°▽°)そう来たか〜〜って思いました(о´∀`о)
幌にくっつけて一緒に交換する方式で、更に折り畳んだ樹脂なので軽くてコンパクトで、後方の縦面だけの曲面に沿う形式のレインレールなので高さ方向のスペースがいらないんです。よく考えてる!!
更に幌格納部周囲のモールがよく考えられていて、奥まった位置にあるレインレールに水を誘導するんですよね〜〜(╹◡╹) 世界初のmazda の特許技術です。
お金もかけず、場所も取らず車高の低いロードスターで手軽に開閉できる完全格納で横から幌が見えない平井さんが思い描くロードスターの姿を実現したのです。
カッコいいですよね(^。^)
あのレインレールのアイデアが無かったらこのデザインは無かったです(๑˃̵ᴗ˂̵)
更に幌を隠すカバーも平井さんの拘りで標準装備になってますよね。儲からない車なので、オプションにしろって相当異論あったのですが平井さん押し切って自分の思い描くロードスターをみんなに届けたかったそうです。
(╹◡╹)
上からも幌が見えない完全完璧のロードスタースタイルの実現です(*´ー`*)
J58Gは本当にオープンカーじゃないから!
ロードスターなんです(๑>◡<๑)
こんなに使えて楽しいロードスターになったのは、平井さんの拘りと、その拘りをブツブツ言いながら頑張ったエンジニアがいっぱいいたからです。
世界一のロードスター!
いい車だと思います(*´ー`*)
これ書いていて平井さんのロードスター拘りを思い出したのでpart3で(^.^)
良かったらお付き合いください。
雨でする事ないので書いてます。
すいませんm(_ _)m
当時のロードスターの幌の構造