C5 ワゴンのドライブ・素晴らしい建築との邂逅・気まぐれ巡行・シトロエンと東京の建築物に関するカスタム事例
2021年09月16日 18時36分
2021年9月 東京都新宿区西早稲田にて
公益財団 早稲田奉仕園 スコットホール
早稲田奉仕園 スコットホール
1921(大正10)年 竣工
1990(平成2)年 補強改修
設計 ウィリアム・メリル・ヴォーリズ
施工管理 内藤 多仲、今井 兼次
創立者のハーリー・バクスター・ベニンホフ像
早稲田大学 大隈重信(1838-1922)の依頼で、
1908年 早稲田鶴巻町に教会大学生寮『友愛学舎』創設。
その後数年かけてスコットホール建築の構想を練る。
1918年 バプティスト北米総会で事業承認、費用面ではJ.E.スコット夫人からの巨額献金を得て建設に至った。
ちなみに、『友愛学舎』は
坪田 譲治(児童文学)、井深 大(ソニー創業者)、
杉原 千畝(外交官)などを輩出してきた。
設計はH.B.ベニンホフと親交のあった
W.M.ヴォーリズ(1880-1964)が指名された。
施工管理は、構造の神様と呼ばれた
早稲田大学の内藤 多仲(1886-1970)があたり、
同研究室の今井 兼次(1885-1987)が実務した。
レンガ施工は当代随一の職人と謳われた
竹田 米吉が請け負った。
スコットホールの正面から望む。