ISのIS・Lexus・サンシェード・プレゼント・対策に関するカスタム事例
2019年05月13日 15時39分
"マッドサイエンティストに迫る危機"
時は5月、
日中は初夏を思い出させる様な日差しが降り注ぐある夜
秘密結社のアジトに一つの荷物が届いた…
その荷物は見るからに怪しく黒いビニールに包まれていた…
宅配業者もグルなのか、送り先を確認しようとしたがそのラベルはもう既に剥がされている…
誰から贈られて来たものなのか…
何の為に贈られて来たのか…
目的は何なのか…
これは任務として与えられたものなのか…
自由って一体なんだ…
どうすりゃ自由になるか…
自由って一体なんだ…
君は思う様に生きているか…
男は一晩考えた…
翌朝、うつらうつらしか寝てない男は答えが見つからぬまま、力無くその荷物を持ち車に向かった…
いつもの様に車の鍵を開け、いつもの様にドアを開け、いつもの様に運転席に座る…
ただ一つ いつもと違うのは、左手で掴んでいる荷物がある事だった…
男は徐にその荷物を助手席に置いて、仕事場へと車を向かわせた…
仕事場の駐車場に着き、エンジンを切った男は大きく一息をついた…
ずっと気になっていた助手席の怪しい荷物…
運転中もちょっとした悪路などでは、袋の中で何やら不気味な音を立てていた…
そう、その音は何かを擦り合わせた様な…何か時を刻む様な…
男はまた大きく一息を吐き、小刻みに震える手で荷物の袋を破り中にあるものを出そうとした
その時だった……………………
バァァーン!!!!!!!!!!
突然の大きな破裂音と共に、目の前が真っ暗になり何が起こったのか分からない男は、瞬時に頭を抱え運転席の隅で身をかがめたのだ…
一瞬の出来事だった…
その瞬間、男には背筋が凍る緊迫感とそれとは反対の死すら覚悟を決めていた…
氷の様な冷たい一雫の汗が、こめかみから頬を伝う頃に冷や汗から温かい汗に変わっていくのがはっきりと肌が感じとっていた…
物音が静まり返った車内の中で、男は恐る恐る目を開いていく…
目の前には、男を覆い尽くすかの様に銀色で軽い素材の幕が窮屈そうに拡がっていたのだ…
男には冷静になるまでに少しの時間を必要とした…
震える手でそれを触り、ぼやけていた視界がハッキリしてきた目でそれを凝視した…
これは一体………………
サ…サ…サ…
サンシェード……!!!!!
この瞬間、男の脳裏に浮かぶある出来事を思い出した…
それは数日前、ある男から一通の連絡が入っていたことだ…
そこにはこう書かれていた…
"荷物を贈った…
大したものではないが…
気にいる様なら使ってほしい… "
多忙であった男の脳裏の片隅に残っていた記憶が、ハッキリと蘇ってきていた…
強い日差しが照り返すアスファルトに目をやりながら、男は心から感謝し微笑んだ…
ある男とは…
何を隠そう我々のドン…
散り散りにある全国の秘密結社を一つに束ねる影の総司令塔…Mr.SAMI 総会長である…………
"Mr.SAMI総会長…………Thank you"