エボえもんさんが投稿したプラモデルに関するカスタム事例
2020年05月16日 15時28分
もうおっさんですが、ターボ車はやめられません。 憧れだったエボ。 生産終了の案内されてから、ヤバいと思いディーラーで注文しました。 大事に乗って行きたいです。
Ferrari F92AT
モデラーズ 1/20
過去作品の紹介です。
今はなきモデラーズのキットをカウル固定で2年前に組んだものです。
全て缶スプレーで仕上げました。
1992年 F1世界選手権にフェラーリが走らせた。F92ATは途中のベルギーGPから投入された横置のギアボックスを搭載したマシーン。ATとはその頭文字を取ったもの。
エースNo.27 はG.ヴィルヌーヴを愛してやまないJ.アレジがドライブ。28はイタリアン人のI.カペリ。
ダウンウォースを稼ぐためにアンダートレイを車体からはなしたダブルフロアーを採用して活躍を期待されデビューしたが、思ったように機能せずに走らないマシーンにドライバーは悩まされた。
新開発のフェラーリV12エンジンもパワーがなく、ジャッドV8を積むブラバムにストレートで抜かれるということもあった。また信頼性もなく後方から白煙をあげながらリタイアするシーンが多かった。
ことF92はチーム内の不協和音もありマシーン、エンジン共に改善されずにアレジが走らない車を力ずくでねじ伏せドライブする姿勢からもいかに駄馬だったか想像にかたくない。それでもスペインGPでは3位を獲得している。
イタリアンのカペリはイタリアチームのフェラーリで走るというプレッシャーと思うように走らない車にてこずりアレジほどの成績は残せずに途中で解雇されてしまう。
斬新なダブルフロアーだったがダウンウォースがかかるとフロアーがたわんでしまいハンドリングが悪化し思ったように走らないマシーンが成績の低迷した原因と言われた。
しかし、このダブルフロアーは後のトロロッソが同じような考えで採用して効果を見せたことから、少しばかり先取りしすぎたのかも知れない。
後にアレジは「F92はみんながいうほど悪くなかった。足を引っ張ったのはエンジンにあった」とコメントしている。
このコメントからもわかるように、チーム内でも原因はエンジンにあると誰もがわかっていたが、伝統の「フェラーリV12」エンジンはフェラーリそのものであり、チーム内でもそのエンジンを批判することはあり得ないことであった。
そのためにエンジン開発サイドはシャシー側を公に批判しチームはバラバラになってしまい開発よりもフェラーリ悪し伝統のチーム内のゴタゴタに巻き込まれた悲劇のマシーンといっていいかもしれない。
当時、フェラーリのエースNo.と言えばこの27であった。ヴィルヌーヴに憧れていたアレジがヴィルヌーヴと同じ27をつけてドライブする姿はヴィルヌーヴの再来と言われた。
ティフォシーそのアグレッシブな走りに熱狂。
模型でもダブルフロアーがしっかり再現されています。
カウルは固定で製作したので接着面をパテ埋めし再度スジ彫りしなおしてあります。
ラスト2戦では解雇されたカペリに変わってN.ラリーニがドライブしている。
又、日本GPからはアクティブサスペンションま搭載されている
当時のフェラーリはGP毎に各国のオフィシャルディーラーなステッカーを貼ってGPを走っていた。
このキットは日本GP仕様ということで日本のオフィシャルディーラー「コーンズ」のステッカーがついてます。