エボえもんさんが投稿したハセガワ・フェラーリ642・プラモデル好きと繋がりたいに関するカスタム事例
2021年12月21日 20時16分
もうおっさんですが、ターボ車はやめられません。 憧れだったエボ。 生産終了の案内されてから、ヤバいと思いディーラーで注文しました。 大事に乗って行きたいです。
1991 F1
Scuderia Ferrari S.p.A
FERRARI642
28 J.ALEJI
モデル 1/24 ハセガワ
前年度の90年、マクラーレンホンダとコンストラクターズを争い惜しくもチャンピオンシップを逃し、迎えた91年前年の641/2から正常進化を遂げたスティーブ・ニコルズがデザインした642を投入。
サイドポンツーン先端形状やノーズを更に細くし91年のレギュレーションに対応するためウイング幅も狭くなっている。
ドライバーラインナップは、前年同様プロストとマンセルと入れ替わる形でフェラーリ入りしたJ.アレジで望む。
そのアレジはウィリアムズと契約していながら、フェラーリが違約金を払う形でフェラーリ入り。
エンジンは引き続き3.5リットルNAのフェラーリ伝統のV12エンジンを搭載。
オフシーズンのテストもファステストラップ連発と好調なこともあり、前年の正常進化の642は、チャンピオン候補の筆頭にあげられ、マラネロの首脳陣も多いに期待。
しかし、テストとは裏腹に開幕のアメリカGPではプロストが二位に、アレジがファステストラップを記録するも、マクラーレンホンダとセナの早さには到底及ばず暗雲立ち込める不安なシーズンスタート。
第三戦の地元サンマリノでは、エースのプロストがフォーメーションラップで、事前に降った雨で濡れた路面に足をすくわれコースアウト。
バナナの皮を踏んだマリオカートのようにコース脇の芝生の上をクルクル回ってしまう姿をティフォシィの前で見せてしまう。
フェラーリお膝元で、まさかのエースがスタート前にリタイアという大失態。
もはや、この時点で思うように事が運んでいないのは隠しようがない。
伝統のモナコGPでは、ストリートコースで速さを見せるアレジが三位と気をはくが、表彰台はこのモナコと開幕アメリカの二回だけというオフシーズンテストの速さは影を潜め、マクラーレンはおろか、速さを見せ始めたいウィリアムズルノーにも先を越される始末。
リアエンドをライバルに見せつけるどころか、逆にライバルのテールエンドから発する火花ばかり浴びるレースにドライバーは正に火だるま。
走らない642に業を煮やしたマラネロの首脳陣は、遂に第七戦のフランスから新型のフェラーリ643の投入を決意。
僅か6戦のみの出走と、前年の速さを失っていた642は、この年のフェラーリを象徴しているようで、シーズン後半にはエースプロストの解雇、そしてチームを率いていたフィオリオの更迭と政治的なゴタゴタに発展、前年の活躍とは裏腹の失意のシーズンになった。
そしてフェラーリは、94年のベルガー優勝まで勝利の女神に見放される暗黒の時代に突入することになる。
同サイズのフェラーリF40LMとの比較でも、いかにF1がコンパクトなのかがわかる。
上から比較しても、エンドにV12エンジンを積んでいるとは思えないほどコンパクト