カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・オーナー様閲覧注意・酷評レビューに関するカスタム事例
2024年03月22日 18時22分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第254弾
マツダ CX-60
続いてCX-60に乗りました。あまり良い評価を聞かないのですが、私が実際乗ってみてどうだったのか。レビューしていきます。
※今回はボロクソに言うので、見たくない方はブラウザバック推奨です。
CX-60のポイント
FRを採用した次世代ラージSUV。2.5Lガソリンや、3.3リッターのディーゼルエンジン、2.5リッターのPHEVの3種類から選べ、新たなマツダのSUVとして登場しました。ディーゼルエンジンはマイルドHV仕様もあります。今後、3列シート版のCX-80が日本でも出ると思います。マツダ車として、高級感や走る喜びがあるのか、見ていきましょう。今回の車両は2.5LガソリンのLパッケージ。新車価格は363万5500円です。四駆は386万1000円です。
CX-60の良いところ
・シフトはストレート式に近い形状です。Pレンジに入れる時だけ、右に動かして、あとはストレートです。トヨタのプリウスのようなシフトよりは良いかと思います。
・ペダルレイアウトは良く、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めます。
・スピーカーには力を入れているようです。
内装
質感は流石マツダ。良いですね。加点します。ドア側も良いんですけど、こちらもドアの大きなグリップしかなく、閉めにくいので減点です。全体的には、落ち着くインテリアです。シートも手触りが良く、固さもあるのでこの点は良いですね。室内照明はLEDです。エアコンはボタン式です。ダイヤル式なら良かったです。問題点ですが、ナビがタッチパネルに対応しておらず、コマンダーで操作しないといけないので、使いにくいです。ここはタッチパネルにするべき箇所だと私は思います。大幅減点です。後席は身長177cmの私で頭上空間が拳2個分、足元空間は狭く5cmしかなかったです。前席を比較的後ろ寄りにしていたので。もう少し前に出せばある程度余裕が出るとは思います。角度調整は幅が少ないですが一応できます。後席でも、高級感は味わえますね。ドアの開閉はしっかりしており、ボディ剛性の高さを実感できます。
ボンネットは比較的見えますので車幅は把握できる方です。ただ、幅が1890mmもあるので、乗っていて少し怖いですけどね。
荷室
シートを倒した状態は撮り忘れましたが、荷室はシートを倒さないと大体幅113cm、奥行き105cm、高さ77cmです。シートを倒すと、奥行き187cmになります。まず、シートはフルフラットにはならず、傾斜ができてしまいます。また、荷室の照明は個別で消すことはできません。残念です。ただ、後席を倒すレバーが荷室にありますので、ここは良いですね。
ヘッドライトを点灯させました。LEDです。
ホイール
このグレードですと20インチです。結構デカいですね。Sパッケージだと18インチになります。
搭載エンジン
PY-VPS型の188馬力です。本題の走行に関わる内容ですが、アクセルやブレーキは問題ありません。ブレーキも踏んだ分だけしっかり効きますし、硬すぎないブレーキタッチです。で、色々言われているサスペンションについてですが、やはり硬めですね。ただ硬いだけではなく、リアサスがちゃんと仕事していません。段差を乗り越えると、衝撃と共に振動収束をしてくれず、1回上下に揺すられる動作をするので、これは不快でしかないですね。正直、足回りはクラウンクロスオーバー以上に最悪です。大幅減点しましょう。加速も反応が2テンポ程遅れて加速し、ややギクシャク感があります。昔のマツダだと(2世代前辺りまでですかね、今は無くなりましたが)、zoom zoomというブランドのイメージソングがありましたが、他のデミオですとか、CX-5、マツダ3、CX-30とかは気持ち良く加速してくれましたし、"走る喜び"は実感できました。ただ、CX-60は正直"走る喜び"なんて感じられませんし、"退屈なんか置き去りにして"というより、退屈を置き去りにできず、ただ質感が良くて退屈な車という印象でしか無かったです。このサスペンションだけで気持ち失せますね。私は。そんな厄介野郎みたいな話はさておき、静粛性は良いですね。ロードノイズとかも悪くはないと思います。坂道登る際も、パワーはありましたのでパワー不足は感じませんでした。停車時の微振動も感じないので、ここも良いです。ハンドルは少し重たい気がしますがまぁ悪くはないかと。
CX-60の悪いところ
触れたので省略。
総評(5.0点を基準・最高点として加点・減点)
加点ポイント
・インテリア自体は質感が高くて落ち着く。+0.5点
減点ポイント
・ドアに小さなグリップが無いせいで閉めにくい。−0.5点
・ナビがタッチパネル非対応。−1.0点
・高級感に合わない最悪なサスペンション。−1.0点
・加速が遅くギクシャク感が否めない。−0.5点
評価:2.5点 微妙。あまり推奨できません。
新しく2.0点と3.0点の間に2.5点を追加しました。正直、私はこのCX-60は、他人にはあまり推奨できない車です。同じ日に乗ったクラウンクロスオーバーと比べたらまだマシではあるものの、今まで良かったマツダ車の期待値と比較しちゃうと、手抜いたんか?と感じてしまう車です。ただ、改良をしっかりすれば、良い車には仕上がるとは思います。検討されている方は、一部改良やマイナーチェンジで修正されるまで、待つべきかなと思います。