コペンの空いた空間の寂しさ・次の患者を・オッサンの独り言に関するカスタム事例
2022年02月12日 16時31分
クルマ関連の仕事をして、いつしか好きでやってた板金塗装の仕事により、お客さんのクルマばかりやってたせいで、自身のクルマはそっちのけ。職種変えてから出会ったコペンが数十年ぶりの楽しみになりました。沢山のいいね!フォローありがとうございます。
レストアという、果てしない時間と動力と根気と。
時にはアタマ無にして集中する作業。それは短いもんで半年、長きゃ数年を費やす作業です。
ボディー&骨格(シャーシとかフレームとか言う部位ね。)車体一周して、内外からアクセスして 全てを正す事。エンジンや、足廻り、電装系の目に見えない細かな補修、製作あってはじめて一台がしあかがります。
全てが綜合的に収まり、エンジンに火が入ります。
きっと待ちに待ったオーナーさんは、言葉を失うでしょう。
見てくれの人間で言う外科担当してますが、外装だけって事はありません。エンジン、電装、内装、全てにおいてその担当としっかり話し合いしつつ、出来る要望はしっかり受けて、こちらの要望もしっかり伝えてね。
レストアの作業って、数年同じ場所でずっと診て熟すだけ、やっとナンバーが付いて、洗車して、オーナーさんにカギを渡す。
誰も目にする事ない個所で泣き、それでもしっかりと仕事して。
カギ渡した時のオーナーの笑顔で、全ての苦労が無かったかのような、そして復帰するクルマが定位置から消える事の寂しさもありますけどね。。
常に後ろに公道復帰を待つ車両があるんですよ。
ゴールに浸る余裕すらなくてね、直ぐに目の前の痛々しいボディーと向き合い粉まみれになり。
自身がこの世を去る瞬間まで。。馬鹿みたいですけどね。(笑)そんな時も想定しつつ次にバトンを渡す作業の毎日です。
「クルマなんて大っ嫌い」なんて思いつつ、一台仕上がり、工場から出て公道走るクルマのテールランプ拝むとね。
一時ですけど嬉しいんだ。
そして次のクルマにアタマ抱えてっての繰り返し。
僕の出来る事を全て。