エクストレイルのDNT31 エクストレイル・T31エクストレイル・パイナップル・メンバーブッシュ・異音解消に関するカスタム事例
2023年10月28日 19時06分
他サイト含め先人の方々の整備記録やカスタマイズ記録のお世話になってきました。メンテナンスやパーツの流用など、古い車ですがどなたかの役に立てば。 情報交換も楽しみにしております。基本的には投稿有る方はリフォロー致しますので皆様宜しくお願いします。
パイナップル~♪
ご無沙汰しております。
我がDNT31、カスタム的な事はほとんど終え維持りのフェーズに入りました。
画像のウレタンワッシャーでお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが今回はサスペンションメンバーのブッシュ追加です。
これまたみんカラの皆様の記事に助けて頂きましたがここだ、と気付くまでにエラい時間が。
事の始まりはギャップを越えたときに微かに聞こえたカタッ、という音。
あれ?と思うもその後同じようなギャップを越えても音が出ず。
何だったんだ?と下周りを見ても異常無し!
これを複数回繰り返していると徐々に音が大きく、カタッからカタン、カタンからガチャッ!、ガチャッ!からゴットンとガッチャンの複合音へʬʬʬʬʬʬ
しかも厄介なのがギャップで鳴ったり鳴らなかったり、発進でも同じく鳴ったり鳴らなかったりする。
確実に鳴る条件は急発進したとき、と判った時にはもうだいぶガチャガチャと鳴っておりました。
この間何してたのかと言うと修理の見積もりして貰ってました。
最初はサスが死んでるから全交換だと。
ウソ吐け換えたばかりやぞ!
からの
フロント左右ロアアームとスタビリンクの交換が必要です
マジで?
ロアアームとスタビリンクのブッシュが~
本当かね?ロアアームもスタビリンクもサス換えたときに一緒にやってるが、、、。
等と思いつつ直ったらラッキーだな、程度でロアアームとスタビリンクの交換を依頼。
で、その作業中に原因がメンバーブッシュの劣化だと判明した訳です。
じゃあブッシュ交換してくれよ、となりますがエクストレイルT31はメンバーブッシュが単品で出ずにメンバー本体ごと交換になるとのこと。
パーツ代が凡そ38,500円の工賃が60,000円(!!)
どうにかなんねーか?と調べて出てきたのがトップ画像の通称パイナップルです。
ブッシュの代わりにウレタンワッシャーを挟み込んで遊びを殺す、という最初に考えた人天才過ぎる愛してる的手法ですが同じエクストレイルでもフロントに厚さ10mmを入れる人も居れば15mmの人も、内径が25mmと書いてあったり30mmと書いてあったり、、、
メルカリやらヤフオク!にはキットとして出品もされていてショアA95はダメだのエーテル系じゃないとダメだの、、、
なんでなん?
そこでこうしました。
何番煎じか分からんが内径も厚さも色々試そうやないかい、と。
まずはジャッキアップしてウマ掛けます。
車体の真下に完全に潜って作業しますのでウマ掛けないと死にます。
車体落ちてきたら死にます(大事なことなので2回)
フロントからバラしていきますがその前に必要なもの!
ジャッキ
ウマ
ウレタンワッシャー
(今回は)ショアA95
フロント用
外径60mm 内径30mm (今回は)厚さ10mm
これが左右各1枚ずつ。
リア用
外径60mm 内径25mm (今回は)厚さ5mm
これも左右1枚ずつ。
18mmソケットないしメガネ
トルクレンチ
これらはマストで必要で、有ったら良いな、がインパクト。
ウレタンワッシャーはモノタロウに売ってます。メルカリやヤフオク!で買っても良いですが単品購入の方が安いしメリットもある。
因みにモノタロウのコメント欄見ると皆エクストレイルとセレナで使ってる(笑)
何度か言いますがフロント用が外径60mmの内径30mm、リア用が外径同じく60mmの内径25mmです。
まずはフロントから。
指差し位置の18mmを緩めてボルトを抜き取ります。
左右両側一気に緩めるととても面倒な事になりますので片側ずつやりましょ。
長ーいボルトにデカーいワッシャー。
デカいワッシャーには接触痕が。
これが遊んでチャリチャリ音も出てたのか、、、。
ボルト抜き取るとこんな感じ。
真ん中の筒状のカラーにパイナップルをはめ込む訳です。
このように。
パイナップルの中心穴にカラーを挟む訳ですがこのカラーの太さが前後で違います。
だから25mmって書いてあったり30mmって書いてあったりしたのね、、、。
DNT31のフロントは30mmです!
内径30mmのパイナップルをご購入下さい!
で、だ。外して見て厚さ10mmだけの人も居れば10mm+5mmで15mmの人が居るのも解った。
15mmでもボルト効くんです。けど理想はカラーの末端とパイナップルがツライチかややカラー末端が引っ込んでる状態。
ブッシュのヤレ具合で変わりますしもしかしたらT31でも前期後期とかガソリンディーゼルでも変わるのかもしれない。
これは外してみないと判らない。
自分の場合は厚さ10mm1枚で画像のようにカラーがやや引っ込んだ状態になったのでこれでおkとしました。
つまり厚さに関してはフロントもリアも現物で見るのが確実で、面倒なら5mmと10mm両方とか調整用に1mmとか(あったっけ?w )用意すればおk、と。
カラーはパイナップルをハメても左右に動くのでパイナップルとワッシャーがセンターに来るように調整してから仮締めし逆側も同じように施工します。
終わったら規定トルクで締め付け。フロントは94Nmです。
フロントを終えたらリアへ。
画像は右リアタイヤ前から撮ってます。
指さし位置がパイナップルを追加する18mmボルトです。
ほんでその後ろに同じく18mmのボルトが2本。
リアも片側ずつ施工します。
指さし位置の2本を緩めて隙間を作り、前に単独である18mmを外すとフロントと同じロングボルトが抜けてきます。
こんな感じ。隙間からカラーが見えてますね。後ろ側のボルト2本を抜くと面倒っぽいので今回は緩めて隙間からパイナップルを入れる方法を選択。
リア側のカラーの太さは25mmでした。
つまり必要なパイナップルの径も25mm!
フロントと同じくカラーのセンターを確認しながら締めます。
今回は緩めたコの字ステーのゴムブッシュが生きていたので内径25mmの厚さ5mmを1枚としました。
ゴムブッシュを抜去するのであれば10mmでも良いのかも。
反対側も同じように施工して本締め。フロントと同じく94Nmで、後ろ側2本は72.5Nmです。
さて、これにて作業終了ですがまとめると
ウレタンワッシャーはフロントが外径60mm、内径30mm、厚さは10mm~ヤレ具合によりけり。
リアは外径60mm、内径25mm、厚さは5mm~ヤレ具合やゴムブッシュの状態によりけり。
ショアAの後に続く数字がワッシャーの硬度で、今回は95ですが90が理想とか70が純正に近いとか情報は様々。
あくまでも裏技的処置なので定期的にパイナップルの状況確認は必要ですが今回はガッタガタだったのが格安でピタッと止まったので満足感とても高し。
モノタロウの商品ページでコメント見ると面白いです(笑)
今回の処置についてはみんカラのこちらの記事を大いに参考とさせて頂きました!
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/3407800/car/3289378/7013440/note.aspx
パイナップルをオーダーする前に見ておけば良かったかな?こちらの御方、パイナップルをオーダーメイドしてらっしゃいます(すげ)。
先輩方の記事によって生かされている我がDNT31なのでした。