ノートのゴールデンウィーク・新型GR86・いつもイイネ&コメントありがとうございます🙇♂️・ドライブに関するカスタム事例
2022年05月10日 23時11分
日頃はニスモユーザーですが、今回は特別にGRに浮気です。
今年のGWは『トヨタGR86』を乗り回しておりました!
実は様々な車の特性をつかむ為に、マイカー以外の車にも定期的に乗る習慣があります。
今回は縁があって、ずっと気になっていたGR86を試乗することができました✨
流線型の低く構えたボディーがたまりませんね。このカラーも渋くて個人的には好きです。
なんていう色なんでしょうね。
【GR86インプレッション(AT)】
grのスタートスイッチを押したエンジンスタートの感覚は思いの外静かという印象。
今の車は、ワークスチューンであってもエンジン始動時はほぼ控えめといっていいでしょう。騒音規制もありますからね。
暖気も終わっていますので、5000オーバーまでふかしてみると、、、
かなり野太くやる気のある音になりました。ボクサーっぽさも主張されていて嬉しい気持ちになりました。こんな見た目なら鷹の目インプレッサ時代と同じくらいの迫力が欲しいなぁなんて思ったり。
市道での40キロ~50キロの感じは、想像以上にトルクフルといった印象。これで力不足だという人は、よほどモーター車なれをしているか相当なハイパワー車を乗っている人か頭が○ってしまっている人でしょう。
2.4Lの新型ボクサーから織り成される加速感は、相当なものでした。一般人の感覚ですと必要十分以上です。
ただし、その加速は暴力的な加速ではなく、あくまでも『楽しい』の範疇の中のものでしょう。
カタログパワーでマックスでも235馬力ですから、一般道では、ギリギリ踏み切れないくらいの速さですね。日頃からCH-Rのターボに乗る友人も同席しましたが、パワーバンドからのベタぶみですと『ド・ドンパみたい』だと表現するくらいです。何かのアトラクションに乗っているときの高揚感に似ていますね✨
そんなパワーを引き出す今回の6速ATの制御具合もある程度の快適性を保証しながらマイルドであり、GRとしてのアグレッシブさも窺えるパワーの出方で絶妙でした。
しかし、MT乗りの方は、ちょっとガッカリするかもしれません。ダイレクト感でいうと『GR86もATだと意外ともっさりしてる?』と感じる方もいらっしゃるのかなと思います。しかし、それはミッションが違うので当たり前でしょう。
ここ最近の国産ATではかなり攻めた味付けですよ!ダイレクト感だけで言えば、電動車がナンバーワンです。
初めましてスポーツカーを乗る方であれば、間違いなく『まじか!!こんな車がスパイシーな車が世の中にあるのか。』と思うのではないかと思います。
玄人ですと、『まぁここまでのものを300万後半で造るのは大したもんじゃないか。』と感じるのでしょう。
いずれにしても、感動される方がほとんどでしょう。私もその一人です。
具体的に何に感動するのかは、マイニスモとの比較を通じて語っていくとします。
【ニスモから見たGR】※ニスモといってもあくまでもノートです。GT-Rやzとは異なります。
車格も違いますし、ジャンルも違うのでノートと比較するのは論外なのですが、敢えて比較させてもらうと、、、
何よりも足回りとボディーシャーシの一体感を感じました。これはノートと比べ物になりません。
GR86に一番感動するのは、路面からの入力に対するボディー剛性の高さです。要は『いなし』がしっかりとあるということです。固いのですが、奥で優しく受け止めてくれるのです。リアのスタビライザーの設置点にも工夫が成されているとうかがいました。それも寄与されているのかと。純正でこの剛性には驚きました。
街乗りをしていても高速道路を走っていても峠をぶっ飛ばしていても、ストンっと振動の収束が早いのがよく分かります。
もちろん低速ですと、お世辞にも乗り心地がいいとは言えないくらいで路面からの凹凸を素直に拾ってコツコツしています。
しかし、そのコツコツ感も丸みを帯びたコツコツですので、不思議なことに不快な感じではないのです。
マイルドコツコツです。純正足でこれをやられちゃうとユーザーとしては車高以外は変えたいという気持ちにはあまりならないですね。。。さすがGRです。造りが上手いですよ。
さてさて、峠のほうにも出迎いてシェイクダウンしてきました。
加減速を繰り返す連続するコーナーでは、スポーツモードが最適でした。トラクションコントロールは安全面を考えて切りませんでした。
エンジンの回転数が上がっていくと同時に2.4Lの勇ましい咆哮が山中に響き渡ります。それにより何匹の猪が起きたことか🐗
超レイトブレーキからのデフを効かせて無理に曲がっていくタイトコーナーでもノートより無理が効きます。これはもの凄いスピードで曲がっていきます。ロールはある程度しますが、乗ってる分には、あまりロール感は感じません。
加速→ブレーキ→ステアリング→加速→ブレーキ→ステアリングの一連の流れがこの上なく気持ちいい車でした。
ある種のゾーンに入る感覚です。
それを繰り返しているうちにかなり野蛮な走りをしていましたが、
この車の限界値を私の力量だと見つかりませんでした。正確にいうと引き出せませんでした。
そもそもタイヤが滑る気配がありませんし(笑)。タイヤが、ボディー負けしません。
ATですと攻める雰囲気を味わう車ですかね!MTだとここら辺はどうなるのか知りたいところです!
どちらでもサーキットでないと100%の発揮は難しいと思います。
215 40 18のミシュランPS4を標準装備している86ですが、このタイヤは、速度が高くなればなるほど味が出てくるタイヤです。つまり荷重がかかるほどよく機能するタイヤということです。クイックなステアリングを保証するべく40扁平にして、215の幅でドレッド面いっぱいに使えるようにしているのでしょう。いいタイヤです。
ノートと同じ銘柄のはずなのですが、どことなくノートとは走行のフィーリングが違います。
この違いは、駆動方法や受け止めるボディーの違いによるものが大きいのでしょう。
86のボディーの懐の深さにビックリしましたね。
これは全く関係ない話ですが、私の体感上の話でいいますと、
ノートのe-power nismo sのsモードbレンジとgr86スポーツモードの100キロまでの全開加速は似たような感覚がありました。隣に並べてよーいどんならば、かなりいい勝負をすると思いますよ。
新型86のほうがデータ上かもしれませんが、体感的にはかなり近いですね。
けっこうぶっ飛んでます‼️✨
【新旧比較】
旧型後期brzとの比較です。
皆さんはどちらがお好みですか?
新型がカッコよくみえてきました。
どうしてもポルシェのケイマンっぽいのですが、アリですね。
旧型は育てる車
育て方次第では、新型よりも速くもなるでしょうし、いい動きもすると思います。
一方で、
新型は出来上がった車。
総合力で緻密に仕上がっているので、1つを変えるとそれに伴って全てもそれに合わせて変えたくなるような車です。
ここまでいいとGRが欲しくなりますねぇ。