ロードスターのスーパーチャージャーに関するカスタム事例
2020年03月10日 03時32分
スーパーチャージャーネタの最終回です。
もしかすると後日談ぐらいは後々あるかも?
先般装着したエキマニに対する調整は、依頼していたお店のダイナパックが故障してしまったことから詰め作業が延期されていました。
が、この度修理も完了したという事で対応の続きを実施。
いきなり結果ですが、4速の軸測定で189馬力、21.2kgmのトルクになりました。
ローラータイプのシャシダイ換算だと、218馬力、24.4kgmのトルクです。
トルクは測定に使うギアでまた違うはずなので一概には言えませんが、パワーはちょっといろいろ部品つけて重くなってる事を考えても、概ね1トン200馬力の思惑を達成できたかなと思います。
あと、事のついでにこちらを交換。
オイルクーラーに繋がる経路に挟むサーモ弁付きアダプタです。
と言うのも、スーチャーキットの別売りオイルクーラーのコアがかなり大きく、結果油温が下がりすぎてオーバークールというあまり聞かない状況に至り、エンジンが停止してしまいます。
冷えりゃ良いってもんでは無いわけですね。
元々付いていたアダプタにもサーモ弁は付いていたようですが、設定温度が低すぎてロードスターとの相性は良くなかったようです。
現在は油温80~90℃ぐらいで安定して走れるようになり、このぐらいがエンジンの回りも良いので極めて有効なパーツ選定でした。
と言うことで、一旦スーチャーネタはここまでです。
一部まだECUの解析が追いついていないとのことで今後も対応は続きますが、当初の暗澹たる状況から大きな問題はない所にまで来れたので、暫くはこの状態で走るつもりです。
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私は今時点ではスーパーチャージャーをNDロードスターに装着することをおすすめできません。
もし今後NDロードスターにスーパーチャージャーを取り付けたいと思っている方がいるとしたら、以下2点を提言します。
1、ここ最近の電子制御の塊のような車のECUをがっつり弄れる人、あるいは信頼できる店でECU書き換えをしてもらえるならばアリかもしれません。
2、1が満たせない場合、純正の良さが尽く喪失するのみならず、まともに走れない車になりかねないので絶対に止めておいた方がいいです。
ここまでくるのに私は心身と金銭の両方に多大なダメージを負いました。
また、本件心配してくれた皆さんにも頭が上がりません。
私と同じ状況で苦しんでいる方に助けになればと情報提供をしましたが、それでも今も大変な思いをしています。
ECU等対応してくれるお店も高い技術と素晴らしい誠意がありますが、それ故に今時点で完璧に仕上げられないことに相当苦慮されているようで、申し訳なさが積もる昨今です。
上記読んでなお今後NDロードスターにスーパーチャージャーを取り付けたい方は、問題が出た際にはご自身で解決をする覚悟をされた上で臨んでいただければと思います。