ロードスターの小玉ダム・ダンダダン 第6巻・読書・腹を割ったら血が出るだけさ・☆☆☆☆★に関するカスタム事例
2022年08月07日 17時28分
R6年3月10日、2代目となる魂赤のNDを納車しました。 ドライブと読書と映画が好きなアラフィフオヤジです。 呼ぶときは「ハル」でお願いします。 フォローはコメントのやり取りのある方のみとさせていただきます。 言い合いになりそうな場合には、CTの規定に則り即ブロックします。 R6.3 「ハル@マグローズ🐟」から改名
今日はいわき市の誇る詩人草野心平さんの記念館で行われる、吹奏楽の演奏会を聴きに行きました。
「草野心平記念館」は「小玉ダム」の近くにあります。
少し早く着いたので、ダムへ行って撮影してみました。
今日は日差しが強く、ちょっと撮影するだけでもクラクラしました。
小玉ダム名物のなまはげの巨大壁画と。
天気はよかったものの暑かったためか、駐車場はガラガラでした。
草野心平記念館に到着。
日差しが強かったせいか、GTが映えてました。
BROS.の付録のサンシェード大活躍。
これ、収納する袋が最初に破れると思います。
会場はこんな感じ。
演奏中の撮影は禁止なので、開演前に撮りました。
演奏は素晴らしく、感動しました。
約40分ほどで終了。
その後は「ダンダダン」の第6巻リベンジに某TAYAへ。
ありましたー!
大蛇伝説編完結!
大迫力のクライマックスに興奮。
これ、早くアニメ化されないかなぁ。
【読書記録】
【56】,『腹を割ったら血が出るだけさ』住野よる:著(双葉社)
あらすじです。
人に愛されたいと自分を偽る女子高生・糸林茜寧はある日、小説に登場する人物そっくりな美しい青年と出会う。
小説のストーリーをなぞりながら、茜寧は彼に自分の心からの解放を願うが——
● ● ●
「君の膵臓をたべたい」の作者さんによる青春物です。
テーマとしてはありきたりですが、作者さんの並々ならぬ意気込みを感じました。
理想的な自分を完璧に作り上げて、生身の自分を晒すことを極度に恐れる女子高生。
女装など、本当の自分を曝け出して他人に依存することなく生きている青年。
他人の粗探しばかりしている気弱な少年。
他人の求める姿を完璧に作り上げ、そんな自分に疲れてしまっているアイドル。
そんなキャラ同士が関わり合い混ざり合い、影響し合って一つの命と人生を救っていく物語です。
表現の端々に作者さんの本音が見え隠れしているのが特徴です。
すべてはエピローグの小説家の言葉に集約されてるのかなって。
小説家として生活しているからこその無力感と卑しさ。
そんな自分を俯瞰する自分。
哲学的でいてどこか青臭い、住野作品らしさが出ていると思いました。
帯に青春群像劇とありましたが、明らかに茜寧寄りのお話でしたね。
ラストの茜寧の可愛いこと可愛いこと。
樹里亜の結末もクスッとしてしまいます。
原因を作った藤野が最後まで悪役にも脇役にもなりきれていないのも特徴的ですね。
最後の小説家の言葉とも繋がっていきます。
これも映像化されるのかな?
もしされるなら、すべて無名の新人俳優さんにやってもらいたいです。
楽しむには淡々としてつまらない、考えるには稚拙で陳腐。
そんな中途半端さがまさに青春物といった感じの作品でした。
前作のクソつまらない長編恋愛作品よりは、よほど面白かったですね。
☆☆☆☆★星四つ