S2000の修理完了・まだまだこれからに関するカスタム事例
2020年01月22日 22時21分
S2000(AP-1-100) 高知県出身/千葉県在住 車とDJなヘリコプター整備士 『S2000でソロキャン部』 フォロー&コメントお気軽に 地域、車種を問わずに車好きの方と繋がれたらいいなと思っております。
皆さんこんばんわ!
相棒が治って嬉しいタムショーです。
遅くなりましたが「クラッチレリーズ交換」の作業の様子を投稿しようと思います。
作業をしたのは先週の17日(金曜日)です。
次の日に松山で送別会があったので、気合で仕事終わりに作業しました!
先に言っておきますが、地味です…
そして意外と簡単です…
まずはジャッキアップして馬をかませます。
整備士という仕事柄、整備は慎重にやりたいのでジャッキも当てておきました。
写真下方がフロント、上方がリアです。
レリーズからフルードが漏れてるのが確認できますね。
ここを交換します。
ホースを切り離して(フルードが出てくるので注意です)
ボルト2本を抜き、レリーズを抜き取ります。
清掃したかったので、カバー(写真左端)も外しました。
分解してみるとご覧の通り、汚れが酷いですね…
機能としては、写真中央の蛇腹(とその中のピストン)が伸びたり縮んだりして(写真右のレリーズ本体から押されて)クラッチを切る、繋ぐ、と動くようです。
ちなみにクラッチはこちら。
これの中にクラッチ板が鎮座してます。
あらかじめグリスを塗り塗りしておきました。
カバーを装着し、レリーズを差し込みます。
ここで、先にレリーズ先端の金属製のボールにもグリスを塗り塗りしておきます。
蛇腹のゴムには滑りをよくするオイル等を塗っておくと作業しやすいと思います。
(カバーと蛇腹のゴムが滑りにくい)
ホースを接続し、トルクをかけ、交換作業は終了です。
ホースの先端にかませる銅ワッシャーは新品にしております。(トルクをかけると若干潰れるため)
モノタロウからボルトが届いてなかったので、一時的にボルトは再利用しました。
(月曜に無事到着いたしました)
リザーバータンクにフルードを入れ、周りにウエスをかましてエア抜き準備です。
(塗装面に散ると剥げてしまいます)
エア抜きバルブにブリーダー(私は仕事で使う耐油ホースにしました。)をかませ、8mmのオープンレンチでバルブを緩めます。
写真ではウエスに隠れてますが、フルードを溜める受け皿を置いてます。
あとはクラッチペダルを押す、引く、これを繰り返してエアを抜きます。
最初はなかなか抜けてくれませんでした…
エア抜きしたならば、バルブを締めてゴムキャップを装着し、終了です。
1人でやって、準備から片付けまで2時間弱くらいでした。
クラッチのミートポイントが変わってるかもしれないので、注意してください。
クラッチの調整はみんカラ等に載ってますので、そちらを参考にして頂くといいかと思います。
私の場合、作業直後はミートポイントがかなり下がりました。
週末を通して馴染んだ(慣れた?)様子で、今は違和感を感じませんね。
無事に松山の送別会に参加してまいりました。
作業後、500Km弱は走行してますが、特に漏れや違和感等はありません。
皆さんの参考になれば幸いです。
今後の予定はリアハブの打ち替え、ブレーキフルードのエア抜き、ブレーキキャリパーのオーバーホール、デフ及びミッションオイルの交換、でしょうか。
ボチボチと予定を立ててメンテナンスもしていこうと思っております。