かずさんが投稿したカスタム事例
2020年06月15日 22時46分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
知り合いのサンバートラックですがこの前車検を受けたのですがローターの表面が筋状の減りかたをしているのと強めのブレーキングをすると金属がかするっている音(軽い)がするのでローターとブレーキパットを交換しました。
パットはグリーンライブ製、ローターは中古を使うつもりでしたがディクセルのローターが新品で出ていてアウトレット価格で送料込み3500円で手に入ったので新品にしました。
ちなみに新品価格は16000円です。
ピストンを戻すのでリザーバータンクのオイル量を確認します。アッパーレベル迄入っている場合は戻した時に溢れるのである程度スポイト等を使って抜きます。
サンバー系はキャリパーの構造が他の軽自動車と違い特殊なので慣れないと手こずります。
パットを外すには最初にテンションプレートを外してパットの下側に付いているピンを取りピンが刺さっていたプレートを抜くとパットが外れます。
ピストンを戻してローターも交換するのでキャリパーを外します。
ローターはセンターが錆びていて叩いても外れないのでローターに外す時にボルトを捩じ込むネジ山が切ってあるのでボルトを捩じ込みローターを外します。
ディクセルのローターと外したローターです。
はしたローターは筋状の減りかたをしています。
ディクセルのローターは腐食防止の塗装をしてあるのでペーパーで磨いて塗装を剥がして取り付けます。
ローターを取り付けキャリパーを取り付ける前にスライドピンに薄くグリスを塗っておきます。
パットの端が当たる部分とプレートにも薄くグリスを塗ってパットを取り付けます。パットだけ交換なら鳴き止めの為角を削る面取りをしますが今回はローターも交換なので面取りせずに取り付けます。
パットの下にプレートを差し込みますが内側と外側のパットを入れてしまうとプレートが入らないので外側のパットを入れてプレートを差し込んでから内側のパットを入れてプレートを入れていかないとプレートが奥まで入りません。
プレートが奥まで入ったらピンを差し込みます。
最後にテンションプレートを取り付けます。
異音は片側だけでしたが原因はプレートの取り付け不良でプレートの引っ掻ける部分がローターにかすっていたのが異音の原因でした。
片側が終わったので反対側も同じ作業をします。
左右終わったら数回ブレーキを踏み踏み代を出しておきます。これをしないとタイヤを付けて動き出すとブレーキが効きません。
組付けた後最終確認をして問題なければタイヤを取り付けて仕上げに初期当たりを出すため回りの安全確認をして40㌔位からのフルブレーキングを2回程し一旦冷ましてブレーキの効き具合、異音がしないか確認して問題なければ交換終了です。
交換後は異音もせずディクセルのローターを入れた為か効きが他のサンバーより効くような感じがしました。
サンバー系(スバルが製造していた型)はブレーキ関係は他車種より作りが特殊で交換が慣れていないと面倒です。
ついでにセルモーターの引きづりが出ていたのでご臨終になる前にリビルト品に換えます。
サンバー系は型にもよりますが左側と右側奥に付いているのですがこのサンバーはKSなので左側にあり交換は以外とやり易いです。
バッテリーターミナルを外してセルモーターを外します。
取り付けはボルト2本で固定されています。
リビルト品と外したセルモーターです。
外したセルモーターは黒く汚れています。
セルモーターの取り付け穴からリングギヤを確認すると綺麗に噛み込んでいるみたいです。
三菱等が多いですがセルモーターを回した時にギャーと金属が削れるような音がする場合は噛み合いが悪く最悪リングギヤの一部が削れている場合があります。その場合修理費用はリングギヤ交換で工賃込み8万以上です😓
新しいセルモーターを取り付けてB線、スイッチ線を取り付けます。
取り付けを確認して問題なければバッテリーターミナルを取り付けます。
セルモーターを回してみると気持ち良く回り引きづりも無く切れがセルモーターの止まりかたをして普通のサンバーのかかりかたをしました。
これで普通のサンバーになりました😄