車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年02月13日 23時59分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
梅雨前の長野へ〜早朝から日没までの大探索〜(42)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“スズライト バン 360 デラックス FE2”です😄
さてさて、今回も前回に引き続き車狂史上初撮影となる大物草ヒロの登場です!
草が鬱蒼としていて少々見にくいですが、こちらはスズライト バンという車です。
この車は初代フロンテをベースとしており、この頃の車にしては珍しいFF駆動を採用しています。
型式が“FE2”とありますが、もちろん“FE1”も存在しており、そちらは1962年〜1965年、こちらのFE2というモデルは1965年〜1969年生産でという、前期後期で合計7年間という割と長めな(?)モデルライフを持っている1台ですが、当時のスズライト社にはTHE・商用車として開発されたキャリイがありましたから、当然乗用車であるフロンテをベースに作られたスズライトバンはその微妙な立ち位置から販売不振に陥ったそう。
そのため、発売していた期間の割には草ヒロとしてあまり見ないという1台です。
ちなみにこちらの個体はドアノブの形状から、後期の中でも末期のモデルであると分かります。最終型ですから、恐らく年式は1969年あたりでしょうね。
サイドから見るとこんな感じ。
しっかりとガラスも残っていますし、オシャレなホイールキャップも足元に輝いています。
このアングルから見るとホンダのLN360を彷彿とさせるデザインだと感じます。
残念ながらテールランプは台座ごと外され、ご丁寧にカプラーから抜いてありました。
恐らく盗まれたのでしょう。
反対からです。
左サイドは草に飲まれかけていますね・・・。
真夏になるとすっぽりと姿を埋めてしまいそうです……。
ステアリング周りです。
ホーンボタンのデザインがオシャレですね。
走行距離は26787kmとなっておりました。
まあおそらく1周しているでしょうが。
リアから。
ゴミが投げ込まれた形跡があります。
1枚目の写真から察するに耕作放棄地となった荒野にでも取り残された雰囲気がありますが、実はこんな場所にありました。
そのため元々畑の物置として使われていた等ではなく、かつて空き地だった場所に不法投棄された個体がそのまま現世まで残り続けて今に至るのだと思います。
しかし容易に撤去できるような場所なのに置きっぱなしなのは何か事情でもあるのでしょうか。色々気になる1台でした。