3シリーズ クーペのBMW・E36is・E36・オーバーホールに関するカスタム事例
2022年08月05日 10時53分
はじめまして E36に乗って20年あまり、コツコツ改造してここまで来ました。1980年代から90年代のDTM車両を目指して車両を作り上げました。E36のM3には、M3BとM3Cがありますよね!でもM3Aが無いんですよ、きっとDTMでしか走っていなかったS14エンジンを積んだE36がM3Aだと勝手に決めつけて(笑) E36M3Aと呼んでます。
36の駆動系(その1)
私は日常メンテ(足回り交換、ブレーキ交換、オイル交換等)くらいは出来るのですが、チューニングはショップへお任せしています。なので今回お話しすることは、ショップにお願いして製作したお話しになります。このショップの力なくしては、この車輌は存在しませんでした。本当に感謝感謝です。
まず大前提ですが、E36にはこのエンジンは積んでいません。このエンジンは、E30M3用で1世代前のM3に積まれたエンジンなんです。318isの4気筒乗りには、この4気筒の持つ軽快さが大好きなんです。なので、36に6気筒を積むのでは無く、4気筒のモアパワーを求めました。※以前、E30M3を所有していたのでこのエンジンの良さを知ってました。
ここまでは良かったのですが、実際エンジンをどこから入手るのか、果たして入手出来てもスワップ出来るのか?難題山積でした...。あらゆるつてを探したんですが、探すこと数ヶ月後、あるショップの社長様より「エンジンあるよ!」って連絡を受け、エンジン(1989年製-S14B23)購入に向けて前進しました。きっちりとメンテされた中古エンジンは安心して購入することが出来ました。感謝です!
エンジンを一度フルオーバーホールしました。0.4mmオーバーサイズの鍛造ピストン(圧縮1:11.0)や強化バルブスプリング等施し、再生されています。そしてようやく車輌へスワップをしようとしましたが、予想通りオイルパンがメンバーにあたり、まったく入りません。想定内だったので、純正オイルパンを取り、ドライサンプ化の搭載になりました。搭載可能にはなったんですが、今度は、36のエンジンマウントを加工しないと搭載できません。当然ですよね(^_^;)。なのでマウントを加工してS14B23エンジンに合うようにしました。
本当、大変でここまで来るのに苦節1年ほど掛かってます。(すみません、話しが長くなりすぎました、次回その2につづきます。)
※近年、30年以上経過したE30M3エンジン、S14B23エンジンパーツは、全世界(ドイツ、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド等)より強化パーツやレースパーツが販売されていて、BMWから供給停止となったパーツも手に入るので安心して乗れる事は幸せなことでした。
※私はコロナ前にパーツ購入していたので、まだ円安で無かったことが幸いでしたが、今購入だったらと思うと恐ろしい...。