かずさんが投稿したカスタム事例
2022年06月21日 20時51分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
従兄弟から電話があり嫁の原チャリがガス欠でエンジンがかからないか1liter程でいいから買ってきて入れてくれというので面倒ですが給油タンクを持って5liter程買い現場へ。着いて燃料タンクに入れようと中をみたらまだガソリンが残ってる?セルを回してもエンジンがかからない。ふと以前よく似た不具合があったのを思い出しセルを回しながらマフラーに手を当てると排気してる様子がない😓どうもマフラーが詰まった為にエンジンがかからない状態になった模様。
一旦マフラーを外してセルを回すとエンジンがかかるのでマフラー詰まり決定となり一旦持ち帰る事に。
簡易バーナーで炙りに炙りハンマーで小突きマフラー内部にもパーツクリーナーを吹き込み燃やします。
マフラー出口からワイパーの芯などの曲がる細い金属で中身をグリグリと抉ってやると中から焼かれて御臨終の小さい芋虫みたいな虫が出てきました😨何故中に居たのか理由は不明です。
更に焼いて出口からエアガンで吹くと黒い塊みたいな物が出てきました。
更に出口からバーナーで炙り続けると入り口から煙が出てきたので中は焼けきって開通したみたいなので出口と入り口からエアガンで吹き完全に開通のを確認したら一旦冷やします。
冷えきったら耐熱ブラックで塗装し乾いたら取り付けます。
取り付けてエンジンをかけてみるとセル一発でかかりました。暫くエンジンをかけて何度かフルスロットルを繰り返し吹け上がりや塊が出ない事を確認してガソリンを補給して終了です。今の原チャリは4ストが殆どで2ストは絶滅危惧種になりつつあり今の若い子や下駄で乗っている人はこういう不具合は分からないとおもいます。
今回の不具合の原因としては原チャリ、50ccとしては仕方ない事で原チャリは法令上30km/h迄と足枷があり特に年寄りの人は30km/h以下で走る人が多く回転が低い状態で長時間、長期間乗るに加え2ストは4ストと違いエンジンオイルと一緒に燃える為排ガスにオイルミストの燃え粕が混ざる為(その為排気かの白い煙が出る)高速、高回転で走らないと混合気が焼け切ら無いのと吹け抜け切らずマフラー中にオイルミストが溜まり最終的にマフラーが詰まったみたいです。これは直ぐには起こらず長い時間が経って起こる不具合なのでたまにマフラー出口から針金等で中をつついて何回か全開で吹けきらしてマフラーの中を掃除してやるとエンジンも吹け切るようになり調子良く乗れると思います。