フーガのサクラと愛車・桜どころじゃない・目視点検の重要性・工賃についての考察・丸見えこそ正義だった件に関するカスタム事例
2024年04月08日 06時14分
現役職業運転手のクルマ変態です。運転と車が好きで、この商売やってます(ゴールド免許) 過去にカー用品に勤めていた事もあり、ノウハウを愛車に活かしてます。クルマって、改造すればいいってもんでもない。むしろ改造なんてしちゃいけない事w 今の愛車はセダンですが、扱いはネオクラッシックなスポーツカーです(笑) 好きなクルマは A70ターボAZ20エアロキャビンR31GTS-Rステージア260RSAZ-122Bパジェロエボヴィークロス13クラウンのV8など
深夜3時に撮影
俺は夜の男(夜勤従事者)
洗車のタイミングが合わなかったから、今年は桜コラボは諦めてました
…が!
事の始まりは昨日。
来月の車検に備えて負荷テスト(エンジンをブン回してドライブ)に。
元々、車検素通しを目標に整備してるから、今更慌てる必要は無かったはずが…
期待を裏切らない我が愛車(空気読まんでいい。故障しないでくれ!ネタいらん!)
目視点検の結果、冷却水漏れが発覚。場所はサーモスタット付け根のホース。ただし、真下のウォーターポンプにも乾いた跡があるため、ホース単品なのかウォーターポンプ軸受も逝ってるのか判断がつかない。
改めて故障診断の為に出撃したわけです。
外気温14℃
そもそもカバーが邪魔で全然見えない💢
それでも水温86℃(20分ほどの走行)ではホース断面から僅かに滲むぐらい。
前日の負荷テストは、最高で水温98℃。高回転まで使ってた。
となると、冷却水の圧力を上げなければ、たいしたことない??
ウォーターポンプからの漏れは確認できず
さらに走り回って検証してみた💡
高回転封印&水温も抑制。2500回転までにして、水温が上がってきたらエアコンON(電動ファンを回す)走り
カバーで全く見えんのじゃ💢
左右のカバーはクリップ各二箇所
前のカバー(インダクションボックス)は10ミリのボルト二本
インマニを囲ってるカバーは10ミリのボルト二本とナット二個
首振り板ラチェはマジ優秀✨インダクションボックスを外す時間を短縮できる⏳
インマニ側のカバーはソケットレンチじゃないと外せないから面倒。ソケットドライバー買おうかな?ラチェットついてなくても作業性上がるだろうし。
結局60キロほど走ったが、水温と回転数を抑えている限りは滲む程度の漏れである模様。
そもそもココから水漏れするのオカシイんだよなあ…
ラジエターの水漏れ修理の時に、けっこう冷却系の予防整備やってる。ラジエターコア、アッパーホース、ロワホース、サーモスタット、ファンモーター二個、ファンコントロールモジュール…
ホースは換えてるぞ!
サーモスタットハウジングにヒビでも入ったか?クランプのバネが弱くなったか?というかクランプって再使用なの??(笑)
リザーバータンクは全く減ってない👀ラジエターキャップも最近換えた記憶がある(最近?ラジエターと同時?)
だが、、、
リザーバータンクの付け根ホースに漏れて乾いた跡があった。
予防整備でタンクも新品交換しちゃう??(((o(*゚▽゚*)o)))
エンジンルームが新車に近付くのにハマっている(パワステタンクは新品)
リザーバータンクの破損でオーバーヒートに至る事例もある(ほかの車種だけど)
ラジエターホース替えるなら冷却水抜くんだし、ついでにウォーターポンプもヤっちゃう?(((o(*゚▽゚*)o)))
ついでにヒーターホースもヤっちゃう?(((o(*゚▽゚*)o)))
おっと、発作が…
コレ、可変カムのソレノイドだよね?
ふと気付いたのです💡
『このエンジン、実は整備性良い?』という事に。
部品が『見える👀』←コレ大事
直列6気筒の基準で居るから『スペース少ねえな!工具入らないじゃんか💢』とか思ってたけど、実は恵まれた環境(エンジンルーム)だったと判明💡(V型だからプラグ系の作業はキツめだが)
例えるなら、平家(ひらや)の豪邸。二階建てになってない。V型だからヘッドも2個だけど(爆)
実はね、インマニを一回も外した記憶が無い。プラグもスロットルも何もかもインマニを外さなくてもアクセスできる。←これすごいんじゃないか??
インマニ外した事ないから、インマニの中の状態を見てないが…それでも作業工数の抑制効果は絶大だろう。
そういえば、エアクリーナーBOXも外した事ないな。エアクリ替えるだけなら工具すら要らないし。
オイルフィルターはアンダーカバー外したらすぐ見える。自分じゃヤらないけど、お店の人からしたら嬉しいんじゃなかろうか?熱い思いをしないで済む。
エアフロもすぐ見える所にいる
カバーこそ多いし邪魔だけど、整備性じたいは優秀なのでは…?
整備性がいい→工数少ない→工賃安い
というか、今までの工賃がチャントVK45で計算されてるか怪しくなってきたな(笑)VQエンジンの整備性で工賃算出されてたら大惨事!そんな事は無いと思いたいが…
そのぐらいVQエンジンの作業は何するにも大変!(Z33の修理動画を見て知った)
ちなみにVQエンジン、ウォーターポンプはチェーン駆動…。カム角センサーはエンジンのミッション側に居る。他にも色々ヤバい(><)
今までで、すんごく(強調)多くの修理をしてきたけど、このエンジンだから工賃面で助けられて来たかもしれない。
一回だけラジエター交換の工賃で噛み付いた事あるけど。51フーガのラジエター工賃(ラジエターを前に抜く)で算出したらしい。当然、適切工賃でやってもらったが。
フーガは縦置きFR。450GTはV8とはいえ、実は整備性が良い✨むしろV8は縦置きしかしない(一部例外あり)から無理の無いレイアウトなのかもしれない。
横置きもあるV6だと、補機の配置もFF車準拠になるんだろう。
横置きFFの例
もはや高層住宅とでも言うべき多層構造。修理動画によく出てくるオルタネーター交換なんか、インナーフェンダーから摘出(このクルマは上から摘出できそうね)。上から取る部品も、何をするにも目的の部品意外に部品を外しながら『掘って行く』かんじ。
壊れない前提なのか?(笑)
横置きFFのV6車とか悪夢でしかない…(横置きのV8の存在は考えないものとする)
↑シーマの資料(フーガは電動ファンだから一部異なる)(フーガの検索でこの画像が出ちゃうとマズイから手書きで『シーマ』と入れました)
主要な部品(交換が想定される部品)が前から見えるのが当たり前だと思ってた。。。
当たり前じゃなかった💡
クルマに詳しいつもりだったけど、とんでもなかった。
逆に、フーガのV8が従来通りの『普通の配置』している事に感謝。
修理が多かろうと、すぐ取れるなら工賃負担が少なくて済む。長く乗るなら大きな差。
↑アンダーカバーを外した下からの図
部品が見える、って大事やったんやなあ…
このクルマのテンショナー交換、楽勝だったのでは?(笑)テンショナー2個付いてる(ベルト二本)けど
いろんな部品が見える👀
スロットルが真正面ですよ
見える=交換しやすい
真新しい(交換した)燃料ダンパーが見える
カム角センサー(可変カムセンサー?)も上から刺さってる
見える👀(オルタは前に抜いたはず)
いろいろ見える👀
交換作業がラクだし、異常の発見も早くなる
(´-`).。oO(そもそも、故障を見つける為にエンジンルームを覗くのは本末転倒なんだが…
目視点検は大事!カバー外すのめんどいけど…
そもそも信用してないから目視点検が欠かせないという矛盾(爆)
地面に垂れるまで液漏れしてたら『手遅れ』になりかねないから…
↑『V8教』で出てきた画像
V8を讃えよ!\(^^)/
…当面、下りる予定も無く。闇堕ちしかける自動車税も無事に乗り越えられそうで。直後の車検もモチベーションを保ったまま迎えられそうで。
できればデスマーチのような故障マーチは止まって欲しいんだが…まだまだ故障候補の部品は大量に残ってるんだよなあ(笑)