アルトバンのSIRAKOBATO魔改造・空力・コアンダ効果・アルミテープ・ボルテックスジェネレーターに関するカスタム事例
2022年06月22日 06時38分
少し間が空いてしまったのだけども
できるだけ
みなさんにわかりやすく
空力について語ってみます
四角い物体ですが
角を丸くすることによって
どのような変化が起こるのか
角を丸くすると
どんな効果が起こるのか
今の車の四つ角は
ほとんど丸いですよね
ですので図のように切り取って
半円形的な物体と考えてみます
物体の表面は
空気が沿って流れていますので
表面上の丸い部分で
曲げられた空気によって
物体は真上に持ち上げられる
力が生まれます
図には静電気除去と書いてありますよね
静電気除去によって
物体の表面の空気がより綺麗に流れ
より物体の上にかかる力が強まるということです
この空気を曲げた時に起こる力を
コアンダ効果といいます
つまり四角い物体の角を丸めることによって
前側では物体を斜め前に
引っ張る力が
この力によって
物体は前に進む力が生まれ
後方では
斜め後ろに引っ張る力が生まれる
後ろに引っ張る力のため
物体が動くには抵抗になってしまうのですが
前方に前にかかる力
後方に後ろにかかる力が生まれるため
物体は角を丸くすることによって
安定して進むことができるのです
でもこの状態
安定するけど
すいすいとは動けないですよね
ですのでスイスイ動くためには
(空力向上)
前の角は丸く
後ろの角は角ばったままの方が
良いのです
つまり、上の図のような形が良いのですが
実は物体に沿って流れる空気
結構強いので
低速では角が角ばっていても
物体に沿うように流れてしまいます
そこで
物体が動く時の後ろ面
そこを引っ込ませてしまえば良いのです
(ボルテックスジェネレーターでも大丈夫)
後ろ面を引っ込ませることによって
空気の流れは簡単に物体から離れ
物体の後方の空気は
後ろに突き出た
横の構造によって
引っ張られることがなく
気圧の低下を防ぐことができるのです
極端な形で言うと
物体の後ろの面をなくしてしまう
写真は
世界一速い電気自動車
VWの電気レーシングカー「ID.R」
後ろ面はほとんどないですよね
※私が思う世界一速いというのは
サーキットで速い車であって
最高速度ではないのです
でも市販車ではここまでは出来ないですよね
そこでリアには
ボルテックスジェネレーターをつける
ボルテックスジェネレーターで
後方を囲うことにより
空気の流れをまっすぐ後ろに流し
コアンダ効果をなくす
そして後ろ側丸い方向につけることによって
カルマン渦を起こし
後方扇状に広がったカルマン渦は
リアの後方に擬似的なパネルを発生させ
リアの負圧を減少させることができるのです
疑似的にこのような状態を
起こしているということですね
このような形になることによって
空気の抵抗の低下を
燃費向上になっているのです
リアの簡易なチューニングは
燃費向上のチューニングはこんな感じですが
フロント側には静電気除去を
アルミテープですね
アルミテープを貼ることによって
空気の流れをきれいにし
斜め前方のコアンダ効果を強くする
そうすることで前に引っ張られ
燃費向上となるのです
※フロントやボンネット、ヘッドライト
フロントガラスなどなど
空気が直接当たるところにアルミテープを
空気が当たる事によって発生する静電気を素早く
空気中に放出することによって
燃費向上が最高速度が
どちらも向上すると考えます