RAV4のミリ波レーダー移設・トライアンドエラー・ご参考までにに関するカスタム事例
2023年08月20日 18時39分
ローダウンミニバンからSUVに乗り換えて、プチカスタムを楽しんでいます。 ちょいちょい手数を加えながらも、シンプルな雰囲気を崩さないように気をつけています。 よろしくおねがいいたします🙇♀️
コンチネンタル社製ミリ波レーダーの社外グリルへの交換時のエラーについて、最近、エラーに悩まれている投稿をよく拝見します。
前アカウントの時に私のエラー対策してを投稿してたのですが、アカウントごと消してしまったので、少しでも参考になればと思い私の試行錯誤の顛末を再投稿したいと思います。
私の対策は、ラプター風グリルでフロントカメラ装着無しのものです。カメラ付きの場合は同じ取り付け方法は使えませんが、エラーの原因については少し参考にしていただけるかなと思いますので、お時間がおありの時にご一読いただければと思います。
私は、某社の販売するラプター風グリルに付属しているブラケットを使用してレーダーの取り付けを行っています。
最初は通常位置に取り付けて車両に装着しました。
100均まな板のカバー(この時点では雨除けの屋根なし)も装着しました。
TOYOTAロゴのYとOにモロ被りです。
最初は、固定用の大型の金属ワッシャー、ビスともに取り付けた全くの対策無し状態でした。
この状態ですと、ロゴそのものとワッシャー、ビスがレーダーの前で邪魔をしているので、素人の私が考えてもこれはエラーでるやろ…って感じです。
案の定、低速では出ませんが通常の走行速度になると即エラー発生です。
そこで、レーダーにモロ被りのY部分の写真赤丸囲みのところのワッシャーとビスを外し、Oの文字のレーダーに被ってるワッシャーを金属からアクリルに変えてみたりもしました。
これにより、エラーが即出るということは無くなりましたが、やはり不規則ですが、ある程度走行するとエラーは発生していました。
この対策によってエラーが消えなかったことから、少なくともロゴが被るだけでエラーの発生する可能性があると判断しました。
グリルと睨めっこをして思案した結果、ブラケットを加工して、レーダー本体をロゴに被らない位置まで下げることにしました。
ブラケットの一部をカットして、穴あけ加工、写真の位置でレーダーを固定しました。
位置的にはこんな感じになりました。
Yの文字の下部にワッシャーを付けると少しレーダーに被りそうだったのでワッシャーを外しています。
この位置よりも1cm上げるとエラーが出たので、本当にシビアな調整が必要だなと思いました。
この位置で屋根付きまな板カバーを取り付けてみました。これでエラーが消えるかなと思ったのですが、世の中そんなに甘くはありませんでした。
雨天時以外はエラーは出なくなりましたが、雨天時に不規則なエラーが発生します。
いや、雨が降っている時はエラーは出ず、止んだり、雨上がりのグリルが濡れている状態で走行するとエラーが出ました。
これは完全に水滴の付着が原因で間違いありません。
私がレーダーをつけている場所はちょうどフロントカメラの取り付け位置で、グリルの格子が塞がれています。雨の時に見ると、この部分に雨水が溜まっていました。
これが、雨天時のエラーの原因で間違いないと確信しました。
となると、後はこうするしかありません。
格子の塞がれた部分を超音波カッターでくり抜いてみました。
今まで、超音波カッターなんか使ったことも無いのにいきなりぶっつけ本番で、ちょっと失敗気味ですが、なんとか遠目からはわかならいぐらいの仕上がりになりました。
あと、レーダーのカバーは、アクリル板に変更してみました。ここはまな板でも良いかもしれません。
まな板のほうが、ツヤがなくて付けてて見た目は良いので、今後、まな板に変更して感度のテストをしてみるかもしれません。
レーダーに雨がかからないように上部はもちろん、横、後も防水対策をしています。
これはエラー防止と言うよりも、私の場合は、レーダーの雨水による劣化の防止という意味合いのほうが強いです。
長くなりましたが、このような対策で私の場合は昨年11月ごろから全くエラーは出ていません。
雪は降らない地域なので雪の検証はしていませんが、純正でも、雪が付着すればエラーが出ますのでその辺はエラーが出ても仕方ないと思っています。
このようにコンチネンタル社製ミリ波レーダーはかなり繊細で、それなりに対策をしないと私の車両の場合はエラーを消すことはできませんでした。
全ての車両が同じ状況では無く、使用環境や装備等により必要な対策は異なると思いますので、それぞれ、皆さんのお車で検証しながら、対策を講じていただければと思います。
その際に、私の経験が少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。
グリル交換およびミリ波レーダーのエラー対策はくれぐれも自己責任で施工していただきますようお願いいたします。