ロードスターの試乗・試乗インプレッション・コラム・長文失礼しました・軽トラに関するカスタム事例
2022年03月07日 22時04分
前回のツーリングにて
ODAさん旧知のショップさんで制作されている軽トラ"ホンダ アクティ"
なんといきなり試乗させて頂きました😍
※テンション上がりすぎて写真が殆ど有りません🙏
その走りに衝撃を受けたのでコラム風に語ります😏
まずは外観だが、一瞬で目を引く遊び心満載のエイジングスタイルにはアメリカンクラシックなロゴが散りばめられており、どこを見てもニヤニヤしてしまう🤣
そして軽トラには不釣り合いなワイドタイヤandオーバーフェンダーは冗談ではなく本気で走りを楽しくするための仕様だ👍
荷台にはスチールフレームを纏った木製のゲートでアンティーク感を演出しながらもロールバーを備える。
ただのオシャレ軽トラではないといった雰囲気
さっそくキャビンに乗り込む、内側にもしっかりエイジング塗装が施されており、ショップのこだわりが見て取れる。
ただし、インパネ周りはいつもの軽トラ(笑)
ハンドルのみアメリカンな3スポークの細いバンブーステアリングに交換されていた。
シートに座ればあの独特な窮屈感、ロードスターに慣れた身体をグッと縮こませる。
「この軽トラ面白いから乗ってごらん」
正直、軽トラは実家にもあるし軽トラの楽しさは既知のものだ
ちょっと期待外れだったらどうしよう…そんな不安が吹き飛ぶまで、さほど時間は必要なかった
エンジンをかけ、砂利の駐車場からアスファルトへ車を進めると、軽トラでは感じたことの無い違和感…
いや、考えれば当然だがあのワイドタイヤを履いているのだ。ハンドルが重いのは当たり前だ
インパネ周りがほぼノーマルなので、まるで騙し絵でも見ているかのような、脳が追いつかない感覚に襲われていた。
ナビシートのODAさんの指示に従い車は低速コーナーの続くワインディングへ
1コーナーを抜け2速ホールドまま上り勾配でアクセルを踏み込む、貧弱な防音のキャビン内にエンジン音が響き渡り、3速へシフトアップ
ここであることに気づいた、そしてあの不安は消し飛んだ!
"このエンジン、まだ回るよね?!"
軽トラのレッドゾーンなんて考えて運転する物では無いが、脳内のタコメーターではまだ先が残っているし、トルクピークも過ぎていない
再び2速へ、先ほどより速度の高いコーナー
ワイドタイヤのおかげで軽トラとは思えない粘りを見せる。
Gを感じながら右、左と連続でクリアし次の直線へ
先ほどより長く高音が響き渡る
体感では5,000〜6,000回転近くまで回した。
経験からすると、ここまで来たら美味しい所はとっくに過ぎて、上昇感の無い非力な馬力を無駄に使って惰性で走っているようなものだ。
だが、このエンジンはまだ回ろうとしている!
そうとしか思えなかった。
次、また次と、高い車高のせいで振り回される身体を押さえつけながら、車はヒラヒラとコーナーをクリアしていく
アクセルを踏めば回り続けようとするエンジンと車格に似合わない重ステが相まって、まるで軽スポーツカーに乗っているかのような気分だった
窮屈な運転姿勢にも慣れ始め、気づけば終始笑いながら「すげ〜楽しー!」しか言えない(笑)
運転が楽しくて、こんなに笑ったのはいつ振りだろうか
短いが濃度の濃い試乗が終わり、興奮冷め止まぬままオーナーに問いかける
「エンジンも吸排気系も何もしてない、ノーマルですよ」
愕然とし、力が抜ける
手足にはまだあのドライブフィールが残っている
"そうか、これがホンダの技術力か…"