CYBERさんが投稿したたとえばこんなカーライフ・サンバーディアスクラシック・サンバー・美少女イラスト・カーイラストに関するカスタム事例
2021年01月24日 12時43分
CYBERです。よろしくおねがいします。多摩川周辺でまったりとスローライフ。 無言でオッケー!フォローバック100%ですよ〜
たとえばこんなカーライフ
今回はサンバーディアスクラシックです
サンバーディアスクラシックは、5代目サンバーワゴンをベースとして、長崎県のハウステンボス園内で使用する目的で作成されました。ハウステンボスの世界観にしっかりと馴染む素敵なデザインだと思います。
その後、1993年の東京モーターショーへと参考出展をしたところ、思いのほか好評だったため、はれてカタログモデルとして市販化されたのです。
その2年後に発売されたヴィヴィオビストロと共にヒットし、レトロカーブームの先駆けとなり、その後各社から、次々と同様の手法で、丸目のレトロカスタムが発売されました。
そんなレトロで、何処か異国の情緒あふれるサンバーディアスクラシックにぴったりの女子は!ズバリ!
時空系スチームパンク女子です!
今回彼女のストーリーは、ハードボイルド小説仕立てでお楽しみください。
深夜、濃霧の中から、眩い光とともにその車は現れた。
停車し、中から現れた女性は、古い英国ファッションというか、まるで映画のコスチュームのような格好だ。下車し、俺を見るなり彼女は言った。
「やっと見つけた!待たせたね」
旧友を見つけ、再会を喜ぶかのような口調だ。
そう言うなり、彼女はこれまでの経緯の説明と、状況の打開に俺の協力が必要だと、矢継ぎ早に会話を続けてきた。
内容は、古いSF映画によく見るようなシチュエーションだ、冒険世界の中での大活躍、少年ならば誰もが夢みる物語だろう。
だが、現実感が無い、夢ワクワクの冒険旅行に、躊躇なく飛び込むには、俺はこの世界に浸りすぎた。
はっきり言って俺はもう若くはない、別に体力の衰えとかを痛感しているわけではないが、若い頃の無茶ができる自信は無いし、何より俺には家族がいる。そもそもなぜ俺なんだ。
胸の鼓動の高鳴りを感じながらも、俺は彼女の誘いを断るための理由を次々と考えていた。
そして、続く彼女の言葉を遮り、俺は誘いを断る。
再会を喜ぶ少女の笑顔が彼女の顔から消えた。
「嘘つきだね。」
悲しそうに微笑む彼女の口から、呟きとも言えるその言葉は発せられた。
仕方ないだろう、衝動や好奇心で次の行動に移せる行動力や、つまらない日常を打ち破り、胸躍らせる冒険を欲するには少々歳を取りすぎた。
守らなければならない家族もいる。先程の言い訳を、再び俺は頭の中で繰り返し、自分を納得させた。だが、なぜだろうこの胸の締め付けは…。
残念そうに肩を落とし、彼女は再び車に乗り込んだ。
名残惜しい素振りを見せながら、彼女は車を始動させ、再び濃霧の中へ眩い光と共に消え去った。
実は、最後の彼女の 嘘つき との言葉で、俺は昔の記憶を取り戻していた。
確かに俺は幼少の頃、彼女と会っている。(その時の少女が彼女だったとしたら、若すぎると思ったが、なるほど時間を超越できるとは本当らしい)一緒に冒険旅行の約束もしていた。
だが、言い出せなかった。
彼女の言う嘘つきが、俺との幼少期の約束に対してなのか。それとも、冒険を欲しながらも断る、俺の深層心理に対してのものなのかは解らない。
その真理を確かめる機会は永久に失ってしまった、彼女は二度と俺の前には現れないだろう。
しばしその場に立ち尽くした俺は、再び帰路についた、家族の元へ帰ろう、明日も仕事だ。
俺の、この世界での物語はまだエンドロールを迎えてはいない。
いかがでしたでしょうか?
実はこの物語 俺 は他ならぬ、これを読んでいるあなたです。
物語の中の主人公となって、冒険世界の主役となる。男はいくつになってもそんな妄想を抱きますが、実際にそのチャンスが目の前に現れたとして、あなたはその世界に飛び込めるでしょうか? 家族を捨て、愛車を捨て、残された者たちとの突然の別れを自らの意思で決断できるものなのでしょうか?
私自身が誕生日を迎えて、こんな妄想を考えながら、この物語を考えました。あなたならどんな決断を下しますか?
キャラクター単体で、
こんな、蒸気と歯車と真鍮の世界にピッタリの車は、サンバディアスクラシックだとは思いませんか?
旧車がブームですが、新車の時点でクラシックを名乗る車を、旧車と崇めるのも変な話ですね。