のりっくさんが投稿したアルファロメオ・ステルヴィオ・試乗・ディーゼルに関するカスタム事例
2019年04月09日 01時18分
昔からの憧れのフェラーリ348、峠用ライトウェイトのロータスエリーゼ、冬を中心にレジャー用のセリカ、室内が広いファミリーカーとしてのクーペフィアットと使い分けています。ほとんどの整備も自分でやります。
こないだの週末はアルファロメオのディーゼルフェア?だったらしく、新車のディーゼルのステルヴィオを下ろしますよー、と聞いていたので、試乗してきました。
個人的には白はあまり…なんですが、内装が。
白いボディに、真っ赤な内装。オシャレですね。これはイタ車じゃないとやらないやつ(笑)もうちょっと質感が高いともっと良かったかな。
はやる心を抑えつつ、エンジンスタートボタンを押すと、全くディーゼルを感じさせず始動します。もっとも降りて横に立てばディーゼルっぽい音はしますが、さほど気にならないかも。
装備も操作もガソリンモデルと同じ。Dレンジにシフトしてアクセルを開ければパーキングブレーキが自動解除されて軽々と発進します。走り出しはガソリンよりパワフルだけど、加速は滑らか。実際はかなりの勢いで速度が上がっているのだけど、トルクが一定なので速度感がない…。そこはガソリンの方が気分が盛り上がります。
足回りもガソリンと一緒なのでさほど変わらず。ディーゼルエンジンは重いので挙動が穏やかになることが多いですが、アルミブロックで軽量化され、かなりバルクヘッドに食い込んで搭載された恩恵でほぼ50:50の重量配分を維持し、挙動も俊敏なのです。
さらに普通のディーゼルに比べて高回転まで軽く回ります。とはいえレブリミットはたかが知れてますが。それに、回したところでタレもないけど盛り上がりもないです。マニュアルモードで引っ張っても余り楽しくないですが、コーナー入り口でシフトダウンが気持ちいい! アップは機械任せで、ダウンのみマニュアル操作が楽しいです。
比較のためにガソリンモデルも試乗しました。実はディーゼルを試乗した時「ガソリンと足回り違います?」と聞いてしまうくらい当たりが穏やかに感じたんです。でもこれに乗って同じだと感じました。私の記憶にあったのはファーストエディションという20インチホイールを装着したモデルだったのです。乗り心地は少し硬めで挙動もクイックでした。お金が許せば個人的にはインチアップしたいです。
内装もベージュのレザーと木目が美しい洒落たものです。黒基調でスポーティなデザインも選べます。
さて、エンジンを回した時の盛り上がりはやはりガソリン車に軍配が上がります。自動でもタイミングは適切で気持ちいいですが、シフトチェンジが速いのでマニュアルモードが楽しい。峠なら確実に楽しいと思います。ただ、2速辺りの低速シフトアップがギクシャクする気もしました。気のせいかも知れませんが。トルクのレスポンスが良いのでツイスティな道であえてリアを出すような操作をしてみましたが、とても自然な挙動でした。シャシ性能のバランスが高いのだと思います。たまに制御介入前提で素の挙動に疑問を感じる車もありますから。特に…(以下略)
クアドリフォリオ と違いトルクベクタリングまではしませんが、トルクもあんな過激じゃないのでブレーキ制御で充分に思いました。
とはいえステルヴィオ のクアドリフォリオ にも早く乗ってみたいです。どのみちヒッチメンバーが付かないので選べないんですが。下を覗いたら、マフラーに切換えバルブやら色々付いてて複雑なので、ちょっと厳しそうでした。
内装もカーボンを随所にあしらわれてかなり硬派。シートもアルカンターラがあしらわれたスポーティなものです。
ステルヴィオでディーゼルとガソリンのどちらを選ぶか。これはかなり難しいです。確かに気持ちいいのはガソリンだけど、乗り比べたらそうってだけで普通に考えたらディーゼルも充分楽しい。しかも実用トルクは素晴らしく、満タン1000km走る経済性。クルマに何を求めるか、そこをしっかり見定めないと、決められないです。