ミニキャブトラックのバルブクリアランス調整・タペット調整・温間時・冷間時・負圧に関するカスタム事例
2020年07月11日 21時17分
子供の頃から日産の直列6気筒が好きでL型に惚れ、230〜430セドリックなどを乗り継いぎ、ハコスカ4ドアでL28改にソレ・タコ・デュアルしてましたが家庭事情により車は辞めていました。 がっ‼️… みんカラ↓ https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2589016/profile/ Twitter↓ https://twitter.com/nissan2000ohc
バルブクリアランス調整関連の話しです。
いつもクドクド書いてます(笑)
メーカーや車種によって調整環境を温間時や冷間時と指定がありますよね。
参考値としてその逆の数値も一応記載がありますが、やはりメーカーが言っている【◯間時】で調整した方が良く、参考値側で調整しても本調子ではないです。
熱膨張と逆の膨張前の差を調べているんでしょうけど、違いは一概ではないと言う事なんでしょうね〜。
今回はそんな内容のクドクド話しです。
上の画像はこの前バルブクリアランス調整をしたミニキャブトラックの完全暖機後の無負荷アイドリング時の負圧です。
以前よりは強くなったバキューム力ではあります。
このエンジンは温間時に調整とされています。
冷間時の参考値も書いてあり、その差はインテークは0.09㎜。エキゾーストで0.08㎜小さな数値です。
バルブクリアランスにとっては大きな数値です。
慣れないので調整に時間がかかり冷間で冷間時の参考値で調整しました。
↑温間時で調整し直した無負荷アイドリング時の負圧です。
以前より更にバキューム力が強いです。
再調整の前に温間時に計り直してみた結果、やはり冷間時にその参考値で調整してもかなりバラけていました。
あくまで新品組み立てやオーバーホール時などの組み立て時の参考な訳ですね。
全体的にやく0.05㎜くらい限度値より狭かったです。
頑張って温間で調整し直してみました。
音は少し打音がでますが気にならないレベルです。
出足の瞬発力やターボの効き方、追加メーターによる目で見える負圧が明らかに良くなりました。
むかし、ニッサンのL型6気筒をいじり倒していたので、そんな事は当たり前だ!と分かっていましたが、
違うもんだなぁ〜と改めて感じました。
排気量の小さな軽自動車では特に顕著に現れるのカモしれませんね。
↑こちらはエブリイワゴンのF6Aターボ 。
コイツも同じことがありました。
この車DA52Wは逆に【冷間時に調整】となっています。
あと、色々な調整をやってみたのですが、
音を静かにしたい一心で調整を突き詰めると、確かに静かにはなりますが、走りはモサッとなりました。
あと、アイドリング時の負圧もイマイチ弱目になります。
プラシーボ効果やらをなくしたいので数日乗って慣れてからメーカー基準値にメーカー指示の冷間時調整をし直してみると、明らかに調子が良い違いを感じます。
当たり前ですが(笑)
出足の奇抜さとターボの立ち上がり、
あと、少しの差ですが始動の良さが違います。
目で見えるブースト計のアイドリング時の負圧の強さからして納得出来ました。
コレを整備工場などでやったらかなりの金額になりますわね〜。
コロナ渦で所得が減っているわたしとしては、こんな事をして得した気分になる日々を過ごす訳です(笑)
しかし、温間時調整はよほど段取り良く手慣れてさっさとやらないと冷めていく💦
やり始め箇所と終わり箇所ではクリアランスが狂ってしまっている心配があります。
温間時に後半戦からの作業をしたいかなと思って仕方がないです。