無限シビックRRの地下駐車場は盛れる・カメラ講義・ISO値とノイズ除去・質問はコメントへ🖐️に関するカスタム事例
2023年09月08日 23時11分
伊豆半島東海岸に棲息してます🤗 基本は何でもやります(ドライブ・整備・改造・撮影etc)🛣🔧🪛📸 Nikon D850&SONY RX10Ⅱ 2023.4.21 無限RRに乗り換えました🚗 2023.8.12 無限RR全塗装完了✨
こんばんは🌉
本日はちょっと趣向を変えまして……ちょっとしたカメラ講義を致したいと思います🧑🏫
というのも、先の地下🅿️でAIノイズ除去を話題にしましたところ、フォロワーの方から「ISOを上げることとノイズ除去の関係を知りたい」とコメントを頂きまして✉️
この辺りを知ることでより撮影を楽しめると思いましたので、かる〜く解説させていただきます📝
まず、ちゃんとした写真を撮るためには「露出」が適正である必要があります。
露出の難しさはオートで撮っていてはなかなか分からないものですが、カメラにマニュアルモードがあるなら試してみるとよく分かります。
適当に設定していると、暗すぎて真っ黒だったり、逆に明るすぎて真っ白だったり失敗写真を量産しがちですね☝️
この露出を決める要素は、大きく分けて3つあります。
①シャッタースピード(ss)
②絞り(f値)
③ISO値
①は、シャッターをどれだけの時間開けて光を取り込むか
→短ければ暗く、長ければ明るくなる
②は、レンズの絞りをどれだけ開けて光を取り込むか
→f値を小さくするほど絞りは大きく開き、明るくなる
③は、センサーが光を受ける感度
→ISO値を大きくするほど明るくなる
さて、この①〜③のうち、どれか1つの要素だけで明るくしようとすると必ず問題が出てきます。
①だけで明るくしようとする
→手ブレ問題、焦点距離に応じたssの限界(カメラorレンズで補正可能だがそれでも限界がある)
②だけで明るくしようとする
→レンズ性能の限界(使っているレンズの開放f値以下には出来ない)、また開放では背景が大きくボケてしまうため背景までしっかり解像したい場合はf値を上げざるを得ない
③だけで明るくしようとする
→ISO値は上げれば上げるほどノイズが入り解像度が落ちる
このような問題は、一般的に日中の外で撮っている分にはほぼ表面化しません。
というのも、日光は圧倒的に明るいため手持ちでも①〜③の限界を超えることが稀だからです(例えば望遠パンフォーカス狙いで200mm f/13とかに設定する場合、手持ちだとISOを若干上げる必要が出たりしますがそういうのは特殊な場面と言えるので…😅)
この限界が表面化する例として、例えば地下駐車場のような場面があるワケですね。
先日の撮影ではレンズの開放f/2.8のみ使っていたため、②は限界でした。
①は、概ね「焦点距離分の1秒」を最低ラインとしてキープする必要がありますので(例:50mmなら1/50秒、200mmなら1/200秒)、それでも暗い分は③のISO値で明るくするしかなかったということです。
先日の設定ではISO値を640〜1000で使っていました。D810のデフォルト値はISO64なので、数値の差だけつまり10倍以上明るく撮ることが出来るわけですが……
ここまで上げると、ノイズ問題が深刻化してきます。
ここからは実際の写真を見ながら解説していきます📸
ISO1000で撮影した1枚です。
⑴ノイズ除去を一切していないもの
⑵従来のノイズ除去を強めにかけたもの
⑶新機能のAIノイズ除去をかけたもの
恐らく原寸のままでは分からないと思うので、拡大してみましょう↓
⑴ノイズ除去してない
⑵従来のノイズ除去
⑶AIノイズ除去
いかがでしょうか?
⑴は随分ザラザラとしてしまっています。これがISO値を上げることによる弊害です。
⑵はそれに対して従来のノイズ除去を強めにかけていますが、ディテール・階調が失われる(のっぺりする=解像度が落ちる)傾向がありました。解像度が落ちてしまうことで"綺麗じゃない"と感じる写真になります。
そして⑶は、AI処理によってノイズを除去しつつ、失われるディテールを復元する機能になります。⑵と比べると解像感が段違いで、⑴と比べるとスッキリしているのが分かるかと思います。
リアタイヤ側です。
⑴ノイズ除去していないもの
⑵従来のノイズ除去
⑶AIノイズ除去
コチラは背景の柱です。
⑴ノイズ除去していないもの
⑵従来のノイズ除去
⑶AIノイズ除去
コレは本当に革新的な技術ですが、どちらかと言えば元々高感度耐性のある(センサーが大きい→光が沢山当たる→ISOを上げてもノイズが出にくい)フルサイズ機よりも、コンデジクラスのカメラの方が恩恵はあるようです🤔
そしたら、同じような地下🅿️で背景までバチバチに解像してる(f値めっちゃ上げてる→暗くなってる)のにノイズも無く(ISO値が低い→暗くなってる)、しかし手ブレも無く(つまりシャッタースピードが速い?)こんな綺麗に撮れてるのは一体どういうわけなんだ?という話になりますよネ🧐
まぁ、これは三脚使えっていうごくごく簡単なオチなんですけどね🤣
基本的に三脚に据えたら①のシャッタースピードは制限無くなりますので📸
もちろん固定出来ない場面例えば夜間のローリングショットなんかはまた別の話になりますけどね!
今回はそんな感じの話でした、参考になれば幸いです😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇♂️