コペンの再生屋レポート・オッサンの独り言・小さなブースでコツコツと・スチールコンタクト・仲間に感謝に関するカスタム事例
2025年01月26日 13時57分
クルマ関連の仕事をして、いつしか好きでやってた板金塗装の仕事により、お客さんのクルマばかりやってたせいで、自身のクルマはそっちのけ。職種変えてから出会ったコペンが数十年ぶりの楽しみになりました。沢山のいいね!フォローありがとうございます。
お疲れ様です。現在携わる案件もゴールが見えて来た事もありまして、今日と明日はお休み頂きます。言うても今年に入ってから3回のお休みなのですが。。(笑)
コペンの方も今年こそは本格的にボディーメンテと色変えを考えつつ。。
今回も前回投稿の続き、いつも長文のレポートになります。
どうぞめんどくさい方はスルーでお願いします。良いね👍コメント感謝です。
サバンナのボディーメンテ手がけてます。
前回はボンネット、今回はトランクフードの再生を。
コレは痛い。。目も当てられない。。
このトランク「明日のジョーの丹下段平」のイメージなのですが。。なんとなく(笑)
なぜでしょうか?裏から叩き、鉄が伸びて盛り上がり、仕方なく戻しの叩きからのパテ盛りで形成した形跡です。
本当痛いです。絞り伸ばしで正す事を知らない方の仕事です。泣けますよ。。
いろんな角度から見て考えます。パネル中央部分の鉄板は伸びきってます。裏から叩けば極端に盛り上がり、表叩けは極端にヘコむ。苦肉の策でへこませパテてんこ盛りで形にしてたんだね。。同業者の職人さんがたまたま見学に来てましたが
「コレは俺には無理だわ!(笑)」
伸びた鉄の絞りがきなかいコイツを正します。「肉寄せの叩き・溶接絞り」自身の工法です。
肉厚を寄せるスライドのハンマリングしつつ、細かく絞りかけて絞れない肉厚を1番薄い部分に集中させて。
コツコツと気がおかしくなるような作業を地道に時間をかけてしっかりと。
なんとか1箇所に絞れない鉄を集中させます。この部分がすごく肉厚薄い部分です。この部分を切開して新たな鉄板を当てがい、溶接で最終の絞りを。
ケガキからの
切開。新たに造り込んだパネルは角無しのアール形状です。周りから逃げない伸び切った鉄を溶接でやんわりと寄せる。
溶接クリアランス0.5ミリの隙間で仮止め。仮止めの段階から絞れない肉が寄ります
リヤ側面中央部もアール形状で
溶接による引っ張りと絞りでようやく修正可能な所まで来ました。あとはいつものように細かくスタットで引いたり絞ったりです。
地金からプライマーのサフ吹きで終了。
極力パテを使わないようにの作業で進めましたけど、(笑)
本日はここまで。長文のオッさんのレポートお付き合い頂きありがとうございます。
良いね👍やコメント感謝します。自身の励みになります。ありがとうございます。